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「好き」を綴る365日、113日目。

スミレをこよなく愛する母が好きです。

スミレ、なのです。
野に咲くスミレ。
ビオラやパンジーではなく、スミレ。

母から聞いた話では、幼い頃、樹の下一面に咲くスミレを見て以来、虜なのだとか。
ふむふむ……母の原風景なんだろうな、きっと。

2月生まれの母、誕生石がアメジストだからか、同じような色合いのスミレが好きだというのも、なんだかしっくりきます。

今の季節、母を喜ばせようとスミレを摘むのが、わたしの恒例行事となっていました。
子はいつだって母に笑顔でいてほしいものです。
母のために、笑顔の種を探すのは当たり前のこと。

そんなわけで、わたしの頭の中の地図には、スミレスポットがいくつか刻まれていて。

しかし、昨年ぐらいからかな? スミレスポットに変化が。
スミレをあまり見かけなくなったのです。

何故だろう?
わたしが摘みすぎた?(笑)
1回に大体50本は摘みますからねぇ……。

まだスミレを見ていなかった今シーズン。
最初に見つけたのは、母方のお墓参りに行ったときでした。
お墓のすぐそば、岩の隙間からスミレが!

これは、もう、お墓に眠る曽祖母から母へのプレゼントだとしか思えません。
曽祖母は初孫である母を大層可愛がっていたそうで、母はおばあちゃんっ子だったようですから。

初ひ孫だったわたしのことも可愛がってくれた曽祖母。
曽祖母が夢枕に立つときは、良いことが起きる知らせだったりします。
おばあちゃん、夢に出てきてくれないかなぁ!
そんなゲンキンなひ孫はイヤかしらね(笑)

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