校正支援サービス「文賢」を使ってみた感想

「文賢」という文章校正サービスを購入した。

入会金みたいなのも払わなくてはいけなくて、初期費用が2万円近くかかった。

試用版はない。

ギャンブルだ。

入ってからすでに一週間たった。

使い心地は微妙。

メリットをあげると、

「高いから使っている人があまりいない(はず)」ので、ほかと差がつけられる(かも)。


あと「せっかく買ったんだから使わないともったいない」と、今まで以上に推敲に時間をかけるようになる。必然、文章がこなれて記事が読みやすくなる。


デメリットは「高い。バカ高い」

これに尽きる。


人に勧められるかといういうと、うーん、微妙。

来月、解約するかも知れない。

まだわからん。


これをつくったウェブライダーの松尾さんという人は、比喩表現はよいもの、と考えているようだ。

それも時と場合によると思うのだが。

あまりしつこいとウザイのではないか?

よく「自分は文章が得意だし、おもしろいヤツだぜ」と思っている人が、比喩入れまくりの文章を書いたりするイメージがある。

あれ、うざいよね。


まあ使えるあいだは、使うつもり。


ありがたい機能のひとつに「漢字の使用率」がリアルタイムで出る、というのがある。

できたらひらがなとカタカナも出してほしいな。

この機能をそなえたエディタがけっこう見つからないので。

むかし「O's Editor2」という有料エディタがあって、それに使用率を割りだす機能がついていた。

そのことを思い出してインストールしてみたら、ウインドウズ10では作動しなかった。

もう更新しないのかなあ。


あと「文賢」には読み上げ機能がついている。

これはあまり使えない。

というのはジャストシステムズ、ATOKで一太郎を買うと、詠太という読み上げ機能がついてきて、こいつがとても優秀なのだ。

「文賢」はイントネーションもおかしい。

昭和のホームドラマに出てくる、田舎から出てきたお手伝いさんみたいな感じといったら伝わるだろうか。


ちなみに詠太の1.2倍速が「文賢」の2.0倍速に相当する。

だから「文賢」は相当おそい。

詠太もなあ、2.0倍速が最高なんだけれど、4倍速くらいまでパラメータを付けてほしい。

じつはレジストリをいじれば4倍速で再生できるのだが、いちいちレジストリを開くのが面倒くさい。


「ココナラ」とかで「文章校正サービス」が売っていると思うが、それがひと月3,000円としたら、依頼するだろうか。

しないだろうな。

「ここはこうしたほうがいいですよ」とか赤ペンを入れられたら頭にくる。

私だけかなあ。

相手が人間だと「そんなえらそうなことをいうオマエは何様のもんじゃい」と思ってしまう。(はい、ひねくれものです)

その点「文賢」はソフトだから、いい。


まあでもやっぱりもうちょい安くしてほしいかな。

広告でプロのモデルとか使っているみたいだけれど、そんなところに金を使うんだったら、そのぶん値段を下げてくれよ、とは思う。

そもそも顔かたち関係ねーだろ、文章を直すのに。


あとオンラインじゃないと使えないというのも改善してほしいかな。


比較するソフトが思いつかないのだが、DeepLとかと比べると、10 : 6 くらいでDeepLの勝ちか。

DeepLは、例文を2,3あげてくれるのが、ありがたい。

英語と日本語では難易度が格段にちがうだろうから、そういう機能を求めるのは高望みしすぎか。


まあ「文賢」での校正作業を習慣化できれば、けっこうレベルの高い文章がブログに並ぶのではないかと思う。


ブログで食っていくだけの収益を上げたい人には必須かも。


私のように「文章術」とか「文章入門」とか買っても、そのとおりやらないし、すぐ忘れてしまうという人間には「文賢」は救いの神となる可能性がある。


身もフタもない言い方だが、けっきょく使う人次第だろう。


「文賢」を1年間使ったら、37,000円以上かかるようだ。

これを高いと見るか。

別の言い方をするなら、1年以内にブログで37,000円稼げるか。

いやあ、とてもじゃないけれど無理です。

となると「文賢」は高い、ということになる。

稼げる人、どのくらいいるのかな。

自分はまったく自信ない。

一か月3,000円以上の売り上げでしょ。

夢だな。


ただ、いえるのはブログで大金を稼いでいる人(嘘をついている人も中に入るだろうが)の文章は、みなさんうまい。読みやすい。


「文賢」うんぬんは別として、文章力はぜったいに必要だと思う。


ツイッターとかラインとか、なんだかんだいって文をつくる機会はたくさんあるし。


ならば、読みやすい文章が書けない人は、何らかの対策を練らないといけないことになる。

本を読んでも身につかない私のような人間は、けっきょく「文賢」に頼るしかない。


今、ググってみたらジャストシステムズに Just Right! という校正支援ソフトがあった。

20日間試用できるみたい。


さっそく使ってみようかな。

で、いいほうを使おう。

もしジャストライトのほうがよかったら「文賢」に払った金が無駄になってしまうが、体験版がないんだもん。

金を出さないと比較のしようがない。

ウェブライダー松尾さんのセミナーに行けば体験版チケットとかくれるらしいけど、そんな面倒くさいことできない。

だいいち東京に住んでいない。

というわけでジャストライトも使ってみて、使い心地をあらためて書いてみたい。


いま「文賢」の音声読み上げ機能をためしてみた。

なんと「文賢」を「ぶんかしこ」と読みやがった。

どうなってんねん!

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