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マミ先生と競馬を楽しんで当てちゃおう!第四話「いろんなコースがあるの?」


マミ先生「おはよう!ケイマ君、とねこちゃん!今日もいい天気ね。昨日は初めての競馬、どうだったかしら」
とねこ「すっごく面白かった!できればミックファイアに勝ってほしかったけど…
競馬って楽しーね!」
ケイマ君「うう…(ガクガク)」
「ど、どうしたの?ケイマ君?なんかプルプルしてるけど」
「無敵のおにーちゃんだからね!だいじょーぶだいじょーぶ」
「とねこ…もう…もう無理だよぉ…(ガクガク)」
「何があったかは昨日の記事を見てみてね!」
(インモラルだわ…)

「さて、競馬にはいろんなランクがあるって学んだわよね?」
「うん!オープンが一番すごいんだよね!?」
「その通り!よく覚えてたわね!ケイマ君!
でもね実は同じクラスのレースでも様々なコースがあって、
どのコースでも強いお馬さんは実はいないのよ」
「え?でも結局走って1着を決めるだけなんでしょ?
そんなに違いが出るの?」
「うふふ、そこが競馬の面白いところでね。
そうね…、例えば自動車のレースでもF1とラリーレースじゃ全然違うでしょ?
F1カーでデコボコの道は走れないし、ラリーレースの車だと舗装されたサーキットではF1カーに勝てないでしょ?」
「あー、なるほどー」
「そんなわけで大きくどんな違いがあるかを分けてみました!
ででん!」

1.芝 ダートの違い
2.距離の違い
3.競馬場の違い

マミ先生のコース講座
「まず1つめ。芝・ダートの違い
芝はそのまま芝で草の上で走るレース
ダートは砂の上で走るレースね!」
「あ!ダート!昨日の東京大賞典はダートだったね!」
「よく覚えてたわね、えらいわ。ケイマ君!」
オールウェザーもあるぞおじさん「オールウェザーもあるぞ」
「連れて行って」
怖いおじさん「はっ!」
「な、何をするっ!やめろ!お、俺は正確な情報を親切でだな!!」
「…黙って歩け」
「い、今のなんだったの…!?」
「マミ先生がわかりやすくシンプルに教えると、どうしても例外は出てしまうのよ…大体合ってるけど正確にはちょっと違うよっていうのは許してね」
「芝とダートだとどう違うの?」
「いい質問ね!基本的には必要なパワーが違うわ!
普通の芝生を走るのに比べ、ダートは砂浜を走ってると思ってみて!」
「砂浜走るの疲れるー」
「そう、その通りだからダートはパワーがある大型のお馬さんが多かったりするわ
つまり、芝が得意な馬とダートが得意な馬がいて同じG1レースでも全然走る選手が違うのよ!」
ドゥラエレーデを知らないの?おじさん「ドゥラエレーデ知らないの?」
「連れて行って」
「はっ!」

「2つ目は距離の違いよ。レースは大体1000m~3200mぐらいまであるの」
「距離が三倍も違うんだ?」
「そうなのよ、なのでそこでも短い距離が得意なお馬さんと長い距離が得意なお馬さんがいるわ!」
「僕、100mは得意だけどマラソンは苦手だなー…」
「あーしはダッシュは苦手だけどマラソンは得意ー」
「そう!つまりケイマ君はお馬さんになったら短い距離が得意なお馬さんね、格好よく「スプリンターホース」と呼ぶこともあるわ
とねこちゃんはお馬さんになったら長い距離が得意なお馬さんね、こちらも格好よく「ステイヤーホース」と呼ぶこともあるわね」
「スプリンター?ステイヤー?」
「お馬さんの得意な距離を英語でいう文化があるの、ちょっとだけ通に見られるから
おすすめよ。具体的には以下のとおりね」

1000~1400mあたり
 ⇒ スプリンター
1600~1800mあたり
 ⇒ マイラー
2000~2600mあたり
 ⇒ クラシックディスタンス・ミドルディスタンス
それ以上
 ⇒ ステイヤー

競馬の距離のかっこいい言い方
「2000~2400あたりの呼び方がなんで二つあるの?」
「するどいわね!ケイマ君!実は2000~2400mあたりのレースが一番人気があるの。
そのため競馬と言ったら王道はこの距離!みたいに言われていて、標準だからこそあえてクラシックディスタンスホースとかはあまり言われないわ」
本当に強い馬はステイヤー走れなきゃおじさん「本当に強い馬は…」
「連れて行って」
「はっ!」

「最後に、競馬場の違いよ。さてここで問題です
日本に競馬場は何個あるでしょー?」
「えー…5個ぐらい?」
「9個ぐらい?」
「んー惜しかったわね!
正解は中央競馬10個 地方競馬15個で
全部で25個あります!」
「えー!?そんなにあるのー!」
「中央競馬と地方競馬?」
「おっと、気づいちゃったわね。そう実は競馬場は大きく二つの種類があるの
国が管理して経営してる中央競馬各地方自治体が経営してる地方競馬があるわ
経営元が違うだけで実は東京にも地方競馬はあるし
九州や北海道にも中央競馬はあるのよ」
「へー!そうなんだ!でも何が違うの?」
「基本的にお馬さんが走るのは変わらないんだけど
クラス体系とかお馬さんのトレーニング施設とか所属騎手とか細かいところで色々違うわ、
実は、マミ先生の今までの話も基本は中央競馬を基準に話しているから
地方競馬だとちょっとルールが違うかも。って思ってね」
「色々複雑なんだねー…あたまパンクしちゃいそー」
「うふふ…そんなに難しく考えることないわ。
昨日の東京大賞典だって地方競馬のレースよ」
「え!?そうなんだ」
「なんでマミ先生は中央競馬を基準としてお話しするの?」
「地方競馬も地方競馬のくくりで全部一緒じゃなくて各自治体によって細かいところが違うの
それを全部説明するのは難しいから、ルールも統一されていて人気も高い中央競馬基準でお話しするわ」
???「地方競馬は中央競馬の二軍だというのか…?」
「むっ!?」
「その人は大物だから駄目よ」
「はっ!」
「ところで、地面も同じで距離も同じだったら差なんてないんじゃないの?競馬場によって違ったりするの?」
「ケイマ君するどい!実は競馬場によっていろいろな差があります!
大きく分けて「回る方向」「カーブ」「坂」の三つがあるわ」
「情報の海でパンクしそーだよぉ…!」
「あらあらそうよね、覚えることいっぱいあるもんね。
細かい説明はコントのせいで長引いちゃったから省略するけれども
同じ地面・同じ距離でも競馬場によって全然違うからお馬さんにも得意不得意がいっぱい出る
ってことだけ覚えてね」
「そ、それぐらいなら何とか…」
「今日のまとめいくわよー」

・芝、ダートと走る地面が違うレースがあるよ!
 ダートの方がパワーがいるといわれているよ!

・走る距離は1000~3200mぐらい色んな距離があるよ!
 特に人気の距離は2000~2400mぐらいだよ!

・日本に競馬場は25個あるよ!
 それぞれの競馬場に特徴があって、得意不得意がいっぱい出るよ!

「東京大賞典は地方のレースであんなに凄かったんだもん!
人気があるといわれる中央のレースだとどんな感じなのか楽しみだなぁ~!」
???「地方のくせに…地方レースのわりに…何とも嫌な響きだぜ…」
「あの、???さん。サインください」
???「ちっ、しょうがねぇな…船橋に…人を集めなきゃな」
「マミセンセーが恋する乙女の瞳になってる~」


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マミ先生と競馬を楽しんで当てちゃおう!第四話
おしまい


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