見出し画像

シングルで里親になる(人間の)㉕  現場研修-2 学童ブロック

40代未婚、バツ無し、子どもなし、のシングル女性が人の里親になる奮闘

現場研修-2 学童ブロック 

児童ブロックの研修から一週間後に学童ブロックの研修でした。
今回も前回と同じ一時保護所ですが
階が異なり、職員も別で入り口も違ったので
また初めての場所という印象。

こちらは、かなり衝撃的でした(*_*)

まず、人が多い!
子どもたちもスタッフも。
おそらく定員フルで入っていたんじゃないでしょうか。

夏休み明け、とはいえ、こんなに!

学童ブロックは、小学1年生から18歳までの
児童相談所に保護された子どもたちがいます。

小学生は親のネグレクトや虐待などあるから多いのはわかります。
まぁ中学生も一人ではなかなか生活は難しいでしょう。
でも、アルバイトしたり、自分で家を出ることも可能な
高校生ぐらいの年齢の子もたくさんいることに驚きました。

家出してトーヨコなどに行くよりは
ここにいる方が安全ではあるので
保護されて良かったのかも
と思うのも複雑な気持ちです。

そんなたくさんの子どもたち。
ベビーシッターとして小学1.2年生はみたことありますが、
小学5.6年生の家庭教師をしていたのは大学生の時だから
もう30年ぐらい前💦
中高生なんて友達の子どもとチラッと会うぐらいで
もう遊んでくれないのでサッパリわからずの状態(;'∀')
ドキドキで向かった学童クラス。

朝9時に最初に連れていってもらったのは、職員室。
子どもたちは読書時間とのことで、引継ぎの様子を見学しました。
こちらも詳細は書くことが出来ませんが、
新入所の子、退所の子、現在いる子の様子など。
たくさんいるのでどの子の話かはわからずも
それぞれの入所事由、もう壮絶すぎて、足を踏み入れるのが怖いぐらい。
もちろん口外厳禁、深い背景までは知らされませんが
少し聞いただけで 一概に 虐待 ネグレクト では済まない
その内容。。。

今、テレビで『新宿野戦病院』(フジテレビ系水曜夜10時)というドラマが放送されていますが、高校生ぐらいの年齢のトー横キッズの女の子が母親の彼氏に性虐待を受けていて児童養護施設に行くことになる、というシーンがありました。

『スカイキャッスル』(テレビ朝日系木曜夜9時)では、主人公は父親が犯罪者で逮捕されてしまい、養護施設で育った過去という設定でした。

例えば、そんな感じのことであったり
目の前から親が突然いなくなる(自殺や事故など)

普通に生活していると知らない、というか気づかないことで
子どもが危険にさらされている

テレビから交通事故で、運転してた父親と助手席の母親は死亡、
後部座席の兄弟は命に別状はない、というニュースが流れても
子どもたち可哀そう と思っても
その先どのように生きていくか、に思いを馳せ気にし続ける人が
どれだけいるのか。

まずは大きな衝撃を受けて、休憩時間になりました。

子どもたちが団らん室のような場所に出て来て、自由に過ごしています。
初めて見る私を特に気に掛けることもなく、
簡単な挨拶をしてくれる子がたまにいるぐらい。
ここも、常に人が増えて、いなくなる場所。
知らない人がいても気にならないのかもしれません。

年齢関係なく、小さい子も大人のような子も一緒にいる姿もみられました。
団らん室で職員の方に、施設内の説明、今日のスケジュール、流れ等を伺いながら子どもたちの様子を観察。
特に暴れたりする子もなく、近づいてくる子もなく、
あっという間の10分でした。

低学年クラス

保護所にいる間は学校に行けません。
(これは最近問題にもなっているんですが、子どもの安全確保が難しいということで学校に通わせていないところがほとんどのようです。)
なので、その代わり?に学校のように勉強するクラスがあり、
教えてくれる先生がいました。
各保護所で異なるとは思いますが、私が研修をした場所では
低学年クラス、高学年クラス、中高生クラス
と分かれていて、それぞれ教室のようになっていました。

1時間ずつそれぞれのクラスを回るということで、
最初は低学年クラス。
小学校低学年の子がいるクラスです。
きちんと日直がいて号令の下、授業開始。
といっても1年生から3年生様々な子どもがいます。
なので、先生の講義方式ではなくプリント学習。
それぞれの学習レベルに合わせてのプリントが用意されていました。

保護される子たちは、それまで実は学校に行けていない子たちもいます。
親が行かせていないとか、学校の授業についていけなくて
行かなくなってしまった子とか。

それぞれの子のプリントみてあげて丸付けしてあげてください
と言われて、子どもたちの机の間をぐるぐる。

小学2年生ぐらいの男の子がひらがなのプリントをしていました。
読みがおぼつかないところもあったりしていたけど
一緒に読むと綺麗に読むこともできて
上手に書けたところに〇をつけると喜んで笑顔が見られました☆

同じぐらいの別の男の子はプリントに落書きしたり
自分の手を鉛筆で黒く塗ったりし続けて
声をかけても反応なし。でも、立ち上がることなく
きちんと座ることはできていました。

ペラペラよくしゃべる子もいたり
立ち上がって教室の外に出ようとする子もいたり
集中力が続かない子が多かったように感じましたが
今の小学校低学年ならそこまで珍しくもないのでしょうか?

ただ、当時ベビーシッターで小学校受験をめざす子をみていて
その子が日本の川の歌(日本の河川トップ10なんて忘れてた💦)を上手に歌っていたりしたので、小さいころからの教育の差をひしひしと感じたのでした。

ちょっと長くなっちゃったので続きは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?