おしながきたより

先日の皆既月食では多くの人が夜空を見上げたことでしょう。
月の満ち欠けと農耕の関係は深く、現代技術が発展する前から経験的に導き出されてきました。少し馴染みがあるものでは、竹の新月伐採でしょうか。
月の満ち欠けには、潮の満ち引きつまりは引力による水への影響が関係していることが挙げられます。新月には最も水が引くため、竹に残る水分が少なくなり腐りにくくなるということです。その他にも満月の時には根菜類の種を蒔くと良いや虫対策が効果的などがあります。ネットで調べればいろんなことがわかるこの時代ですが、そんなことのない昔から経験的に導き出された知恵や工夫は現代技術を持ってしてもすごい技でしょう。自分もまだまだ経験不足を痛感するこの頃ではありますが、焦らずじっくり自然を観察する目を養っていきたいです。
たまには月を見上げるそんな余裕も大切かもしれませんね。

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