娘から、「おばあちゃんはお母さんがおばあちゃんになったら何になるの?」と言われた話。
今日、小2の娘を寝かしつけをしていた時に娘から唐突にこう話しかけられました。
「おじいちゃんは○○(娘の名前…以下略)が大きくなってもそのままでいて欲しい。おばあちゃんも、お母さんもパパも。○○が大きくなったら…どうなるの?」と。
私は、少し考えてこう言いました。
「お母さんは、○○が大きくなってもずっと○○のお母さんだよ。パパも、おばあちゃんもおじいちゃんもずっと変わらないよ。」と。
すると娘は、私に言いました。
「おばあちゃんは、お母さんがおばあちゃんになったら何になるの?」
私は、ふと私がおばあちゃんと言われるほどの年齢になれば…おそらく母はもうこの世にはいないだろうと思いました。しかし、どこか寂しげに尋ねるまだ小学2年生の娘にありのままの事実を伝えるには残酷だなと思い、こう答えました。
「そうやなあ…、○○ちゃんがもし結婚してお母さんになってたらおばあちゃんは○○の子供にとってひいおばあちゃんになるよ。」と。
どう答えるのが正解なのか迷いました。
お空の上にいるかもしれないと言うには、おそらく死を連想させてしまうだろうと思い、思いついた回答でした。
私の家系は長生きが多く、90代後半まで生きたご先祖様も何人かいます。医療も日進月歩ですし、そう考えると母も例外ではないかもしれないな、と思ったのです。
どことなく悲しそうな表情を浮かべ尋ねる娘の顔を見て、「学校で誰かお友達の家族が亡くなった話でも聞いたのだろうか?」と思いました。
それと同時に母と好きな時に好きなだけ語り合うことが出来るのは、あと何年くらいだろうと考えると少し目頭が熱くなりました。
そしてこれから先、娘の成長と共にどんな言葉がけをするべきか迷う場面が多々あるだろうなと思いました。
きっと私の父と母も、そういう場面を乗り越えて子育てしてくれたことでしょう。
いや、この歳になっても未だに何か思い悩んだ事がある時はたくさんのヒントと励ましの言葉を貰います。
娘のお陰で改めて両親に育ててもらった感謝を感じた夜でした。
忘れないように書いた覚書です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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