息子の怪我にオモウコト④

あっという間に迎えた2月。
単純性股関節炎と診断されてから1週間がたった。
若干の薬の副作用にも耐え、痛みはなくなった模様。
サッカーが出来ない1週間
世の中は大寒波で大騒ぎだったが
我が家は大荒れの息子のメンタルに大騒ぎだった。

好きなことが出来ないと言うのは大人でも
かなりの負荷なのに
こどもにとっては相当だろうと思いながら
こちらも余裕があるときばかりではない…。
衝突しながら話し合いながら
すぎた1週間。


運命の2/1。

練習参加OK!
でも抑えてね!
薬も中止しましょう!

大喜びの息子。
どの練習だったら参加してもいいか
体育はどんなのだったらやってもいいか
雪合戦はやってもいいか

念入りに自分から先生に聞いている姿を見て
私は泣きそうに。
総じて積極的ではなかった息子が
この1年で自分の意思をしっかり話すようになっている。
しかも大人相手に。会話をしている。


そのまま練習に向かい、楽しそうに練習をする息子。
良かったと心から思う瞬間。
反面、まだまだ気は抜けない。
いろいろと心配が勝ってしまう。

「やりたい気持ちにブレーキをかけられるか」

診察のときに何度も先生と確認しあっていた点。
子どもには難しすぎるテーマだ。
やはり、走りすぎではないか。
声をかけるべきか…
いやいや、練習中に親が口出しするのはダメだ。
いやでも、体のことだ…

考えすぎて目眩がしそうだった。


その時。
コーチに何かを話している息子。
(そもそも自分からコーチに話に行くことがないからそれだけで驚き)

自ら練習から抜けて隅の方でリフティングしてみたり
コーンにボールを当てて遊んでみたり…

もしかしたらこの子は
私が想像する以上に【考えて】サッカーをしているのかもしれない。
衝突が多かった1週間を思い返して反省。

怪我で辛いのも
自分の体の調子が分かるのも
やり場のない気持ちを抱えているのも
すべて息子だ。

だからって甘やかすんじゃなくて
だからもう少し上手く私がスムーズに日々の生活を導けていたら
と落ち込んで反省。
わかったらあとは改善するのみ!

練習に戻れて大喜びだった息子。
ただ、見た目にはわからない怪我。
そして走れないわけじゃない。
やろうと思えば出来ないわけじゃない。
それ故、
「走れるんだったらやれよ」
なんてしんどい言葉があるのも事実。
子どもの悪気のない発言
恐らく息子には届いていなかったであろう発言

聞こえてしまった私がチクリとした一言。

そうか。
怪我を乗り越えるって
こんなことも乗り越えなきゃないのか。


一難去ってまた一難


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