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日記5月8日 五感は欲望につながるのか。

今朝は朝食前65.3kg、体脂肪率13%であった。筋肉量54kgであるので、やはり63-64kgくらいが一番動ける感じだ。夏に向けてすこし落としてゆこうか。

焔の煙に巻かるるが如く、鏡の塵埃に曇るが如く、有限の世は嫉妬不浄に包まる。
神智は常に賢者を装ふ慾望によって包囲さる。
慾望は、五感、意識、理性を住家とす。
五感、意識、理性は至上智を包囲し、肉体的なる至上我を惑はさんとす。
人はいふ。大なるかな五官、更に大なるかな心意(マインド)、更に大なるかな理性(プディー)と。されどプディーより大なるものは至上我なり。

三浦訳、ギータのP.29より引いた。現代では理性こそ最上位の善である、という認識が普通であろうが、遥かと感じるインドの世界でもすでに全く同じ心持だったのだ。

多分、紀元前などといっても大した差はない。ソクラテスやプラトン自身が現代によみがえれば、何千年経っても人の世は変わらない、という感想(詠嘆ではもはやないかもしれないが)をもつものだろう。

理性の上になにかある、ということからがまずは現代では理解できない世界であろう。そう感じていても、あまり言葉にはできない、してはいけないと感じる、ということかもしれないが。

なんというか、本質、魂、真の自分。

真の自分という設定を行い、探すべきなのか。まず最初の問いはそこからかもしれない。

ゲド戦記で示されたドッペルゲンガーあるいは「負の自分」。仮面ライダーリバイスで示される「悪魔」と呼ばれる「負の自分」(私見です(笑))。

これらはなんとなくゆるやかな弱い問いとして、理性の上の、あるいは村上春樹さんがいうところの「地下二階」にあるところの、「真の自分」の有無を問うているのではないだろうか。

賢しら、ということばがある。外見的に賢者の装いを纏っているように見えてもそうではない、というような感覚であろうか。

市場を生き延びるのに、便利な知恵がある。そのことを一義的には是としつつ、最終的には否とすべき。

クリシュナの言葉はそのあたりを述べているのだろうか。

愛と勇気とサムマネー。

チャップリンの言は、まずは人が第一に従うべきことを教えてくれる。だが彼の行動を見れば、それから先へと進むことを誘っているようだ。

ユングが幼少期に地下にある仰ぎ見るような男根状の神の幻想を見て、それこそが自身の根源である、と悟りつつ、そのことと「現世をすごすよすがを稼ぐ」ことの調整に悩んだ、ということは、多かれ少なかれ誰にでもあることだろう。

ブラックバイト、ブラック企業、社畜にセクハラ、パワハラ、マタハラに人種差別。親ガチャにFIRE.

いやなんとこの世界は、クリシュナがいうおり「賢者を装ふ慾望によって包囲」されていることか。

働くとはこれである。

その世界に、就活という言葉としては「終活」と同じ行為にイヤイヤ参入してイヤイヤ会社生活=社会生活に入ってゆく。

これが人生なのだろうか。

ユングは本質を早期に明確に見たために、若い時にそういうことをちらりと漏らすたびに、同級生たちから嘲笑されたという。

なぜに嘲笑するのだろうか。

たぶん、「オレもそんなこと感じているに決まってる。そのことを我慢して押し殺してすごしているのに、お前はさも自分だけだという顔をして悩んで見せて、あまつさえそれをほのめかしさえする。それは自分の弱さを承認してくれ、というのと同じである」というようなことを感じて、イラつきが発生するからだと考える。

だがユングはその嘲笑を糧として(私見です(笑))、自身をNo.1とNO.2というわかりやすい認識に従えて生き始めた。そのことでいろいろなことがうまく回り始めたのだ。

No.1は徹底的に現世的である。医者として稼ぐ手段を得たのみならず、精神科医というNo.2の世界に繋がる可能性のある職業を選んだのだから。

これである。

まずはNo.1(サバイバル)能力を高める。その結果、チャップリンがいう「サムマネー」をなんとかかんとか稼ぐ能力を身に着ける。

現代でいえば「資格」ということかもしれないが、これも私見であるが、この日本で現在確実といえる資格は「医師免許」のみであろう。

「歯医者」も「薬剤師」も、「公認会計士」も「弁護士」もいまいちになっている。まあ、全くダメではないが、母数が増えると競争が激しくなるのだ。

私は医者にはなれなかった。算数が全くだめなので、これはもう仕方がない。精神科医などはどちらかというと文系にあっているだろうが、文系からいけるのは「臨床心理士」(最近公認のものもできましたね)あたりからのアプローチだろう。

この「臨床心理士」、最低限賃金であれば「保育士」と同レベルで稼げるかもしれないが、あくまでそのレベルである。

ああ、忘れていた。「看護師」や医師まわり(放射線技師とか)はとりあえずは稼げるだろう。だが看護師は勤務が過酷である。いまだ男性看護師は少数派である。男性保育士よりは多いかもしれないが(男性保育士は、やはり保育園では女児の父親からも母親からも忌諱されてしまいますね(トイレ問題)。。。しんどいところです。余裕をもって保育士を雇えない保育園は、どうしても女性の方を雇おう、となってしまうのでしょう)。

いまはIT関係は仕事としてはいいだろう。だがよき企業に巡り合わなければ、「IT土方」としてブラック勤務に心をやられる可能性があるだろう。

「サムマネー」は大変だ。コンビニレジはとりあえずは仕事になるだろうが、シフトによる過酷な勤務を考えると、一人である意味隠者として生きる、という形になるかもしれない。

池田晶子さんは自身への手紙を多とされ、若い投稿者の言葉に喜ばれていたが、やはりコンビニでレジをやりつつ一人考えている、というひとが何人か居た気がする。

深く、静かに、市井で、考えている。

No.2をすこしだけでものびのびさせるためには、それくらいしか

現状思いつかない。

(袋小路。。。)













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