日記8月4日(水) #日記 (備忘録)中性脂肪。
血液検査で悪玉善玉コレステロールが正常値で、中性脂肪が高い場合、なにがいけないのか。どうすればよいのかを整理した。
1.英語名:「トリグリセライド」「トリグリセリド」
2.2種類が存在。
①食事中の脂肪が腸で吸収されて血液中に取り入れられた
「外因性トリグリセリド」
②一度肝臓に取り込まれた脂肪が再び血液中に分泌された
「内因性トリグリセリド」
3.その役割: 「体内にエネルギーを貯蔵する」
生命を維持するためのエネルギーは主にブドウ糖。
中性脂肪はブドウ糖の不足を補う形で利用される。
4.問題点:
エネルギーとして使われなかった中性脂肪は、肝臓や脂肪組織、皮下、血中に蓄えられて、その多くは皮下脂肪になる。
自覚症状がない。
→生活習慣病のリスクが高まる。
動脈硬化や、急性膵炎のリスク。
→中性脂肪は多すぎても少なすぎても好ましくない。
5.評価基準とリスク:
150mg/dLがボーダー。上回ると高中性脂肪血症(高トリグリセライド血症)と診断。
200~300mg/dLだと動脈硬化リスクが高まる。しかし脂質摂取制限での効果は限定的。脂肪よりも糖質を減らし、青魚を食べる。
6.誤解と評価:
①中性脂肪は血管の壁にこびりつかない。
②中性脂肪は減らしやすい。
コレステロールはエネルギーにならないが、中性脂肪はエネルギー源。、運動などで減る。 最も効果的なものは有酸素運動。
7.動脈硬化とは:
動脈が中性脂肪(*)により錆びつくような状態。動脈内部に脂肪がこびりつき、柔軟性が損なわれる。動脈内が汚れて狭くなり、動きが悪くなるため、血の流れる力が弱くなる。
(*)中性脂肪が直接こびりつくのではなく、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあるので、間接的に影響する。
自覚症状:強烈な眠気など、酸素不足の症状。血行不良や血管つまりにより、狭心症や心筋梗塞など血を体に送り出す心臓部分に問題が起きる恐れ。
CAVI検査にて動脈の硬さを検査し、動脈硬化を発見することが出来る。
8.食事:
①食物繊維が多いもの:海藻類、きのこ類、玄米。
食物繊維の働きによってコレステロールを体外排出する。
②野菜、大豆食品:ブロッコリー、人参、納豆など。
活性酸素を抑制し、動脈硬化を防止。
③青魚:サバ、マグロの刺身など
青魚に多く含まれるEPAが中性脂肪を減少。
④避けるべきもの:
アルコール、油脂・脂肪分、ブドウ糖や果糖。
9.遺伝性により中性脂肪値が高い場合:
遺伝によって中性脂肪値が高くなってしまう病名は原発性高脂血症。
→中性脂肪値が高くなるケース
原発性高カイミクロン血症
→リポたんぱくリパーゼの欠損によりカイロミクロン(リポタンパク質粒子)が増える。
内因性高トリグリセライド血症
→家族性Ⅳ型高脂血症と突発性高トリグリセライド血症がある。
(動脈硬化が怖いですが、まずはコレステロール値を見ながら、食事や運動で減らしてゆく、という方向でしょうか。あととにかく青魚のEPAですね)
お志本当に嬉しく思います。インプットに努めよきアウトプットが出来るように努力致します。