仕事.死事.私事.そして志事

いつもどおりバレーを楽しいんでいると、知った顔が体育館に入ってきた
5年ぶりに会う大学の後輩だ

2個下ということもあり、在学当時はそんなに喋る事なかったが
向こうは僕のことをしっかりめに覚えていてくれてた
人間力たけぇ〜

5年ぶりだというのに、後輩のしゃべる口が止まらない
コミュ力に圧倒されていると
「いま社会人スポーツサークルを運営しているからバレーの時にきてよ」とお誘いをいただいた
バレーボールに目がない豆添は速攻で了承

いざ当日体育館に行くと、小さめの体育館に50人ほど集まっていて
各々で異常なほど賑わっている
みんな仲良しかと思いきや、ほぼ全員初対面
その時に理解した
この人たちはバレーがしたいのではなく、友達を作りに来ているんだと
そして、この談笑中に自分を相手に覚えてもらうために必死なんだと
異常な盛り上がりの正体は、初対面特有の大きめの愛想笑いと
僕今おもろいこと言うてます〜 ここで笑うんですね〜の応酬であった

試合が始まると、ほぼ未経験者で体育以下のバレーだった
経験者が活躍すると未経験者はそれを一生懸命盛り上げる
この場を円滑に進めるために
そんな薄っぺらい友情を育んでどうするんだと思いながら
全試合無事終了

会終了後、後輩と談笑していると、こんな提案をされた
「私が尊敬している人が、講演会をするから来ないか?」と

マルチか?宗教か?
さまざまな憶測が僕の頭をよぎると同時に断る理由も考えた
しかし、5年ぶりの後輩の提案を断ることもできずあえなく参加することになった
所詮自分も薄っぺらい友情を育むことを批判することができる人間ではなかった

そして、講演会の日を迎え
会場に着くと、500円とられた
そりゃそうだ
誰もタダとはいってない

そして後輩が尊敬する人の話を90分みっちり聞いた
内容は
マスメディアによって我々は印象操作を受けている
その印象操作は国が利益を被るために行っている
マスメディアから発信される情報を鵜呑みにせず、
自分で調べて正しい知識をつけるべき
しかし、印象操作をすでに受けている君たち(豆添含む聴衆)は
企業に入社し、やりたいかもわからない仕事をし、本当に自分が幸せかがわかっていない
仕事には3つのパターンがある
①自分がやれることをやる仕事→私事
②やりがいもなくただ作業をする仕事→死事
③志をもって自身と向き合い、本当にやりたいことをする仕事→志事
この「志事」を見つけ、行いなさい
この「志事」を見つけ、行うには「メンターを見つける事」「最高の環境を見つける事」が絶対条件である
この条件を満たすために日々活動的に行動しなさい
やり方がわからないのなら、とりあえず私に聞きなさい
もしくは、わたしの門下生たちに聞きなさい
誰があなたの「メンター」になるかわかりません
とにかく自分と向き合い考え、行動しなさい

といった内容であった
言いたいことは
「やりたいことをとりあえず副業でやりなよ、それがいつか本業になるまで俺たちが話聞くよ」だった

尊敬されるだけあって、とてもお話が上手
言っていることも、サラリーマンの僕たちにはとても刺さった
良い講演会だったと素直に思った
話を聞き終わり、ふと周りを見渡すと
信者たちは目を輝かせ、なにか必死にメモをとっていた。
中には涙を流す人もいた
こういうのを見ると、今までのよかった講演会の内容が急に薄く感じてしまうし、しゃべっていた人が急に怪しく見えてくる。
この時に自分は熱い話をきいて衝動的に何か行動することがもうできなくなったのだと実感した

そんな自分が良くも悪くも大人になったな感じ
帰ろうとした時に
後輩から「次は〇〇さんの講演会があって参加しますよね?その後その人の家で座談会あるので予約しときますね!」と言われ、次回の予定が決まった

これを断れない自分はやはりまだまだ薄っぺらい友情を育みたいようだ

今日の曲
西野カナ
「29」
かかってこい30代という内容の歌です
ぜひ

豆添


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