エピローグは裸のココロで
暮らしながらラジオ豆と小鳥エピソード195は「進化を続ける家電」を
テーマにバクとナミンで話しています。
youtubeとポッドキャストはこちらからどーぞ。
その昔、リハビリメイクのインストラクターをしていた友人はボランティアで時々、認知症のシニアの方の施設を訪れていました。
彼女曰く、お化粧させてもらうご婦人の方々は
中間はおらず2つのタイプに真っ二つに分かれたらしい。
ひとつは終始、笑顔で何をしても感謝してくれはる可愛い天使ばーさん。
もうひとつは、とことん不機嫌で全てが気に入らず、
ずっと文句ばかり言ってるしかめっ面ばーさん。
認知症になったら取り繕うことはできないし、
外ヅラ良くすることもできないから、
その人その人の本性がそのまんま出てくるのかな?
怖いな、とっても怖い。
このステージに到達すると
家柄やステイタス、資産も関係なくなる。
仮面は残酷にはがされる。
その人の生き様、
何を思い、どう生きてきたかが、その人の魂の中心を構成して、
そこからのピュアなエキスのようなものが
表情や言動、行動に出てくるのかもしれないと考えてます。
私の祖母は生前、まだらにボケてから数回なんやかんやで入院していた。
お見舞いに行くと必ず、下着をみんなが盗むんやと嘆いていた。
キミの着古したラクダ色のズロースをぱくる物好きはおらんと断言できたけど、本人がそう深く思い込んでいたから、「きっと高く転売されてるんやで。えげつない世の中やな」と話を合わせていた。
彼女は真実が何かより、
ただ誰かに共感してもらいたかっただけやと思っていたから。
戦争を体験していたから何かを喪失する怖れを根底に抱えていたのかもしれない。
私は自分の本性がどういったものなのかわかっていない。
でも、しっかりわかってる人っているんかな?
裸のココロになった時、
どんな風になるんかわからなくて怖いです。
今、生きてる私たちにできることは稲盛和夫さんが説いてられたように
魂を磨くように、ココロを愛で満たすように日々を過ごすことでしょうか。
週に一回はミートレスデーにして
早起きして朝焼けを浴びながら
暖かい日は少し遠出のお散歩をしながら
お聞きくださったらうれしいです。
今週のピックはバクが選んだ邦画「騙し絵の牙」。
バクが大好きな大泉洋さん主演。出版業界を舞台に、廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻く中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描いた作品です。気分転換にはミステリーがいいよね。
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