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111.1894年頃の社会と今

東京駅近くでやっている1894Visionsルドン ロートレック展に先日行ってきました。

今年は美術館とかで文化に触れながらいろんなことを思考し視野を広げていきたいと思ってます。

私は美術は完全に疎い!音楽好きなので目派というより耳派の人間かもしれません。
が、美術館とか博物館というのはとても好きで、なんでかというと、つくった人とかその時代の人とかがどんな気持ちで取り組んでたんだろう?というのを想像するのが楽しいからです。
もちろん個人の勝手な想像なので、冒涜だ!と言う人もいるかもしれませんが。
絵のことを全く知らないので、知ってる人にとってはなんでそんなこと、、っていうような想像かもしれませんが。
ほんと私なんざがすみません!

なんでこれを描こうと思ったんだろう?と感じることが多かったです。

ルドンの絵の一部は、なんというか、少し謎の、顔だけとか、そういう絵もあって、何を思ってそれを描いたんだろ?って思いました。例えが不謹慎かもしれませんが、たとえば現代で子どもが同じ絵を描いた場合医者の目に止まりそうだなと思うぐらいでした。きっとルドンの心の中を表現したらそういう絵になったんだと思うと、どんな気持ちだったのか気になります。お医者さんの目に止まっても、何十年後かにはすごい芸術としてお披露目されているかもしれません。
ロートレックの絵は、ポップな印象の絵が多く、イギリス人男性の絵とか、かわいらしかったです。カタツムリの絵がかわいかった。

モネのプティタイイの岬という絵がありました。何度も何度も上塗り?したんだろうなっていう厚み。美しい色合い。できていく過程を見たくなりました。

ポールセリュジエの消えゆく仏陀って絵も、印象的でした。海の中に?仏陀?なぜ?怖いけどカッコいい!

絵の具で色をつけてるものと、鉛筆?描きのものの違いはなんだろ?
この絵は鉛筆が映える!って思って描いてるのか、それとも下書きしてる中で鉛筆で止めようって思ったのか。
結果どっちにしてもすごいんですけど。


画家のみなさんの紹介の中で、絵の技法をたとえば日本人ならフランスに留学とかして勉強し、その場で○○派というようなのに入って、それ流のを描いたというような記載かありました。現代で言うと、大学のゼミとかサークルとかそういうものなのかなぁとか思いましたが、1890年代の頃とか、正直今のコロナ禍なんて比にならんぐらい激動の時代だったのではと思ってしまいます。日本だと日清戦争とかもあったし、てか、戦争たくさんあっただろうし、そんな中で絵とか芸術というものが、それだけ大事なものとして取り扱われていたということではないか?
だから、コロナ禍で不要不急なんて言われることないなと素直に思いました。
もちろんかかりたくないし、社会のために感染予防対策はしますけど、引き続き!
それとも今も気づいてないだけで、一層大変な社会なのかなぁ。当時と比較しようもないし。

全体的に裸体の女性のデザインが多かったのも気になりました。昔からキレイなものということだったんですね。てか昔から娼婦っていう概念はあったんだなぁ。上と同文ですが、要で急ということなんですかね。ここはなんとも言いづらい部分もありますが。

結局、コロナ禍で不要不急と言われるものは大事なんですねぇ。
芸術も音楽もない世界で、大切な人にも会えず、仕事だけ頑張れって言われたって、そりゃ病みますよ。

いわゆる不要不急がいつでも大事ということを感じました。
自由を早く得たいです。