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酒のコペルニクス|日々の雑記 #98

仕事中もお酒を呑んでいたいのです。

日頃、はっきりしない態度で主張も控えめ、うすぼんやりした顔で社会と対峙しておりますが、これが嘘偽りない本心です。

世間の常識に照らせば、馬鹿げた主張だとは分かっています。だけど地動説も、最初は「何言ってんだコイツ、ヤベーよ…」的な扱いだったじゃないですか。どうしたって価値の転換には時間が掛かります。この先、猿が支配する惑星になる頃には、呑みながら仕事するスタイル、ワーク イン ドリンクが一般的かも知れません。

なんて酔っ払いのたわごとですが、仕事中に呑めたらどんなに素晴らしいでしょう。こんな職場、想像してみてくださいよ。

まずは朝礼。上司からの一言、つまり乾杯の挨拶で仕事が始まります。当然、話の長い人もお小言混じりの方もいらっしゃいますが、お酒が待っていると思えば苦になりません。それでも、ビールの泡が消える前に済ませて頂けるとありがたいですね。

喉を潤したら、着席して予定をチェックします。コース料理のメニュー表よろしく、スケジュールを組みましょう。気の重い会議があっても、酔いに任せてやっつけます。他のメンバーも呑んでますから、エブリデイ無礼講ということで。自由に発言しても批判や攻撃をされない、心理的安全性の高い職場から、イノベーションは生まれます。

お昼は外に出ます。お店でランチワインを頼むのもいいですし、公園のベンチで缶ビールを開けるのも一興です。
当然、60分では時間が足りません。気前良く120分、少なくとも90分は必要になります。酔えば財布の紐も緩くなりますから、経済も活性化すること請け合いです。経団連やら業界団体に働きかけてもらい、ぜひともここは法律を制定して頂きましょう。

さて、眠い目をこすりつつ、午後も仕事に励みます。小腹が空いてきましたので、おやつタイムが必要です。終業時間まであと少しですから、軽めのチョコレートにしておきましょう。
冬のイメージが強いラミーやバッカスですが、この時期ならではの商品もございます。アルコール分3.2%、これなら安心です。

そうこうしている間に、退社時間が迫ってきました。当然、終わっていない仕事もたくさんですが、世界が等しく酔っ払いですから、明日に回しましょう。人手不足とか言ってますけれど、仕事を作りすぎるから、競争しようとするから足りないと思うのは私だけでしょうか。

さあ、まだ明るいうちに会社を出たら、呑みに行くのも家で呑むのも自由です。こんな職場が当たり前になれば、みんなご機嫌に暮らせるに違いありません。

なお、お酒の呑めない方は、各種税金と社会保険料を免除致します。



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