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立ち仕事について思うこと

25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。
特定の会社に一定期間ちゃんと雇用されて働く・・・というのが難しい状況なので、なんとなくスポットバイトをしてお茶を濁しています。

スポットバイトとは、日雇い派遣のことで、募集されているものの多くは、品出し、飲食店でのホールや洗い場、倉庫でのピッキング、イベントや会議などの受付・・・といった体を動かす系の仕事が多いです。

体を動かすのは健康にもいいからと思って、月に何度か働いているわけですが、けっこうしんどいことも。
一番しんどかったのは、午前中4時間、昼休み1時間を挟んで、午後4時間、計8時間立ちっぱなしだったレジの行列整理の仕事。

何がキツかったって、立ちっぱなしで、トイレ休憩や水分補給休憩も勝手に行けない。
実際、私はこの時、お昼休みを除いてトイレにも水分補給にもいきませんでした。

そんな環境で働かなければならないなんて、お堅い職場の事務職時代は想像もできず。
自分のペースで席を立ってトイレに行ったり、リフレッシュがてらお茶やコーヒーを入れたり、同僚とちょっとした雑談をしたり、ちょっとだけ甘いものをつまんだり・・・なんてことが普通でした。

新型コロナ以降は、正規・非正規を問わず、在宅勤務がOKにもなりました。
非正規の人の時給については、能力や部署により、少し上下しますが、それでも飲食店やスーパーで働く人よりはよかったです。

その後に期間限定でパートに出たカードの本人確認の仕事も、1回あたりの処理件数を毎回記録させるなど、割と勤務管理が厳しめでしたが、トイレ休憩は仕事のキリのいいところで行けたし、水分補給は自由でした。

体力使って疲れるのに、自由がほぼ皆無。
しかも、給料も安い。

さらに政府が子育て世帯支援の一環として、在宅勤務を積極的に進めようとしていますが、現場に出なきゃどうにもならない仕事には関係ありません。

これだけ働く環境に差があったら、人手不足のこの世の中、特に若い人には敬遠されるだろうな・・・そう身をもって感じています。

でもそうした「悪条件」で働かされている仕事がないと、世の中、回っていかないのも事実。
機械化できることはどんどん機械化すればいいでしょう。
それでもやっぱり全部を機械に置き換えることは難しいと思うし、むしろこれからは人が対応してくれることこそが貴重になってくる気がします。

だからこそ、お客さんと同じように働く人のことも大切にしないと、いい人材を確保することは厳しいだろうなと。
そんなことをつらつら考えています。

それにしても、今ある立ち仕事の全部が全部、立ってないとだめなんでしょうか?
たとえば、昔、フランスだかスペインだかに行ったとき、スーパーのレジの人は椅子に座って働いていました。
別にそれで全然支障はなし。

レジ付近で待機している人とか、レストランのホールの人とかもちょっと座れる時間があってもいいんじゃない?とも思います。

「我慢してつらいことをするのが美徳」という価値観があるのかなぁ・・・。
疲れたらちょっと体を休める。
そういう少しゆるい感じを受入れることも、生きやすい世の中であるためには大事な気がします。

本日の写真:いちごの花
今年もいちご狩りに行って、美味しいいちごをいただきました。

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