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円安のニュースと貧乏旅行の思い出

25年以上勤めたお堅い職場を早期退職して、現在、小学生男子を育てながら主婦をしているまめさとです。
子供が生まれるまでは、バックパックを背負ったり、スーツケースをゴロゴロ転がしたりして、海外一人旅あるいは二人旅にいそしんでいました。

ここ最近、えぐいほどの円安が続いていますね。
私が最初に海外諸侯に行ったのは、今から、20数年前。
バブルがちょうどはじけていたころです。

大学の卒業前に2週間、トルコに行きました。
記念すべき貧乏旅行の第1回目の宿は、当時のバックパッカーのバイブル、「地球の歩き方」に乗っていた、ブルーモスク周辺の安宿。

シャワー、トイレ付のツインルームの素泊まりでひとり5USドルという値段でした。
当時、1ドル100円ぐらいだったので、500円ほど。

トイレの真上に固定式のシャワーがついているという代物で、シャワーを浴びた後は便座もトイレの床もびしゃびしゃに。
そのうえ、お湯はすぐに出なくなって水に代わるという・・・。

日本と同じぐらい寒いイスタンブールの夜、トイレの上で真水を被るという苦行に耐えられず、2日に一回ぐらいしかシャワーを浴びませんでした。
若かったこともあり、そんなことすら楽しく、今となってはいい思い出です。

そういう貧乏旅行をしていたせいもあるかと思いますが、当時、トルコの物価の安さは感動ものでした。
その後、しばらく中東やアジアの国々を訪れていたのですが、基本、どこの国に行っても物価は安くて当たり前という感じ。
円高の恩恵も大きかったのでしょう。

それが初めて「あれっ?」と思ったのが、およそ10年前、韓国に行ったとき。
買い物にいっても、ご飯を食べに行っても、期待していたほど安くない。
その時、たまたま円安だったせいもあったのだと思いますが、今思えば、そもそも韓国の物価が上がっていたんですね。

振り返ればあれが世界における日本の経済力の低下を肌で感じた瞬間だったような気がします。

それにしても、このまま日本の経済力が下がり続けたらどうなるのでしょう・・・?
ただでさえ、ウクライナ問題や地球温暖化対策で航空機の燃料が高騰中。
かつてのように気軽には海外に行けなくなるのかもしれない。
それどころか、日々の生活もままならなくなるのか???

「安い日本」に浮かれるインバウンドの人たち。
気持ちはわかるのですが、ひじょーにさみしい気持ちになるのでした。

本日の写真:ちょうちん桜(バラ科)
去年の夜桜の写真ですが・・・

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