INI木村柾哉 入門日
忘れもしない、2021年6月13日。当時の私は、ダラダラと時間を消費する日々をすごしていた。
その日は仕事も休みで、Uber Eatsで頼んだハンバーガーを片手になんとなくテレビをつけると、PRODUCE 101 JAPAN SEASON2の最終回が放送中だった。
物語はラスト、最終的にデビューする11人が発表される場面だった。プデュは、視聴者の投票により101人からどんどんデビューメンバーが絞られていく。
まさしくデビューメンバーが最終決定する場面ということで、彼らの今までの過程は全く知らなくとも、これが運命の大きな分かれ道であることは伝わってきた。
名前を呼ばれ、涙を流す人。仲間たちからの祝福…。生放送の限られた時間の中で進められる順位発表には、「無事最後まで発表できるのか!?」と、なぜかドキドキ感もあった。そんな中、ある参加者の姿が目に入った。それが木村柾哉だった。
木村柾哉は、運命の別れ道でもあり緊張感のある場面で、どこかその状況を俯瞰で見ているような印象があった。もちろん仲間の名前が呼ばれたら一緒に喜び涙ぐみ、祝福していた。しかし、スムーズに番組が進行できるようさり気なくメンバーの背中を押して移動させるなど、冷静で、すごく視野が広い人だなと感じた。
(後日見た当日の舞台裏の映像では、順位発表の直前で仲間たちを想い、涙を流すアツイ姿も見られた。そういう姿を表ではあまり見せないところも良いんですよね、、、、)
その後、最終デビュー順位1位候補のひとりとして名前を呼ばれたときも、すごく喜んでいるというよりは、覚悟を決めた顔、表現が正しいかわからないが戦いに行く前の決意の顔をしているように見えた。何かものすごく色々なものを背負っているような…。
もうハンバーガーどころではない。木村柾哉の一挙一動に夢中だった。彼は見事1位となり、それがわかったときには少し安堵した様子を見せたのが印象的だったし、スピーチも見事だった。番組や家族への感謝、一緒に夢を追いかけた仲間へのメッセージ…。涙をこらえながら話しているその様子に、こちらもウルッときてしまった。
そうこうしている間に、放送は終わった。しかし、このときには「木村柾哉」という存在がだいぶ気になっていた。
気が付けば、Googleで「木村柾哉」と検索し、「ほほう…ここまで1位と2位をずっと彷徨っていたのね…」「もともとダンサーだったのか…」と、今思えば完全にハマる準備を整えていた。そして、YouTubeに上げられたファイナルのステージ「ONE」を見ると、もうダメだった。なんというか、もう圧倒的すぎたのだ。順位発表のときはどこか自我よりも全体の状況を優先する印象だった彼が放つ、「俺を見ろ」オーラにしびれてしまった。その後何度も繰り返しONEを再生し、気が付けばGyaoをダウンロードし、プデュを1話から見始めていた。見れば見るほどハマっていった。
木村柾哉との衝撃的な出会いから約2年。あの日からずっと大好きなままでいる。正直、自分がここまで「推し活」に熱心になるとは想像できなかったし、INIのおかげで日々の生活の楽しみが増えた。木村柾哉という人間を知れば知るほど、心が浄化されていくような感覚もある。あの日、偶然テレビをつけてよかったなと本当に思う。
うまくまとめられませんが、とにかくINIがめちゃくちゃおすすめです。とにかく、INIと木村柾哉くんを見続けられている今が幸せです。彼らの健康と幸せをいつまでも祈ってるし、もっともっと羽ばたいてほしいなと思います。
INI、大好きだぞー!!!