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「dele」

私は昨年の11月から有休消化をし退職。現在は専業主婦をしている

コロナで外出も減り、仕事にも行かなくなっておうち時間が増えていた訳だが私はあまり辛くなかった。

HuluとネットフリックスとAmazonプライムがあるからだ。

虹プロジェクトから海外ドラマまで見てみたら面白いものがたくさんあり時間が足りないと感じるほどだった。

日本のドラマでもなぜ当時話題になっていなかったんだろうと思える楽しいものが多くある。重版出来なんてかなり楽しかった(私が話題についていっていないだけだったのかも)

ここ数か月ドラマを見まくっていた私がはまったのが「dele」だ。

山田孝之と菅田将暉、この二人が出てるのになぜ知らなかったのだろうか。話題になっていたのかな。調べてみたらいろんな賞をもらっているドラマだった。納得だ。

孝之と将暉がクライアントの死後にデジタル記録を内密に抹消する仕事をする話だ。クライアントは自分のパソコンやスマホが指定の時間起動しなかったら記録を消去するように依頼をしてくる。孝之がその情報を確認し将暉がクライアントの死亡確認に行くのだがドライな孝之と人情に厚い将暉のコンビが色々なクライアントの背景や真実に迫り物語が展開する。

もしかしたらこんな仕事本当にあったりして。結構本気で利用したい人は多い気がする。
もしあったら私は依頼したい。

私は日記が書けない。その日の出来事を書くのが関の山で気持ちを書き出すことができない。形になって残ることが怖い。
誰かに見られたらと思うと素直な気持ちが書けなくなってしまうのだ。結果、誰かが見るかもバージョンになって素っ気ない箇条書きに落ち着く。すると手帳でいいじゃんと思い始めだんだん書く気持ちにならなくなって初夏には白紙の日記帳が始まるというのが常だ。
なのに毎年日記帳を買っている。
「変な事を気にしてどうする。日記は人に 読んでもらうものではないんだから。来年は書いてみよう」毎年こう考えてレジに並ぶ。私的には前向きな買い物なのだ。結果はあれだけど。

「自分のドロドロした感情は言葉に出せないなら書き出すといい」というのを読んでやってみたことがある。スッキリどころか罪悪感とこれ誰かに見られたらどうすんの!という不安感で気が気ではなかった。とりあえず破いて捨てた。

あぁ、孝之と将暉がいたなら私は自分の感情を素直に書き留めることができるのに。心の整理ができるようになるのに。辛さを吐き出すことが出来るのに。

そんなことを考えながらドラマを見ていた。
なかなか面白いのでお勧めしたい。

そんな自分が今noteを書いているのも面白い。
noteを始めてから自分と向き合う時間が増えている。思ったことや出来事を角度を変えて見たり、自分に確認したり。書くことで新しい気づきもある。
自分が日記に求める作業ができている。むしろ誰かが本当に読むものだからその作業はより深まっている。
日記はとりあえず置いておこう。
そのうちnoteで自分をさらけ出し過ぎてしまったら本腰を入れて孝之と将暉を探さないといけない。

それより今は継続できるように。格好つけないようにしよう。




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