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Kindle絵本制作:ストーリー構成からラフ画まで! 魅力的な絵本の作り方【2024年5月】

割引あり

kindle絵本を一緒に出版しませんか? 今回は、あらすじとプロットをもとに、各ページのストーリーを深掘りし、読みやすく魅力的なレイアウトを考えていきます。

Geminiのプロンプトでkindle絵本を出版するにあたり、推奨サイズなどを事前に調べ、Adobe Illustratorでテンプレートを作成しました。このテンプレートを活用しながら、読み手に伝わる絵本作りを目指します。

絵本作家 まめにゃんのメインブログでは「制作エピソード」を、絵本制作の裏側 まめにゃんでは「クリエーター向けの制作方法」を公開していきます。


Amazonコンサルタントがおすすめするkindle絵本設定

  1.  タイトル文字サイズ:推奨サイズ: 48~64ピクセル

  2. タイトル文字数とフォント:10~20文字/ゴシックフォント・手書き風フォントなど

  3. 1ページあたりの推奨文字数: 50~100文字 文字カウント

  4. 本文のフォントサイズ: 32~40ピクセル

  5. 絵本のサイズとページ数(4~6歳向けの場合)

  • ページ数: 32ページ (16場面→18場面に変更)

  • 推奨サイズ:2560 x 1440ピクセル(横長16:9)

  • 余白: 左右256ピクセル(10%)、上下216ピクセル(15%)

左右10%、上下15%を差し引くと、横幅は2048ピクセル、縦幅は1008ピクセルになります。

6. ページめくり

  • 横向き表示を想定: スマートフォンで横向き表示した際に、見開き1ページが1スライドで表示されるように設計

  • タップによるページめくり: シンプルで直感的な操作

実際にillustratorで文字の見え方を確認したところ、手書き風フォントは滲んで見えてしまいました。そこで、じぶんフォントプロジェクトのアンケート結果を参考に、「DNP 秀英丸ゴシック Std」というフォントを使用することにしました。

「DNP 秀英丸ゴシック Std」は、読みやすく、親しみやすいフォントとして、アンケートで多くの票を集めました。実際に使ってみると、手書き風フォントのような温かみがありつつも、滲まずにハッキリと表示されるので、とても気に入っています。

illustratorの使い方については、ことはじめクリエイティブガレッジで無料で学ぶことができます。私も5期生として受講していますが、とても分かりやすく実践的な内容なので、illustratorを初心者の方にもおすすめします。

興味のある方は、ぜひ下記のリンクから受講してみてください。
ことはじめクリエイティブガレッジ illustrator講座

あらすじとプロットから、ストーリーを考える

各要件に基づいて、Geminiを使ってストーリーを出力しました。
出力されたストーリーはあくまでも参考情報として活用し、ご自身の感性で自由に調整してください。物語の整合性とリアリティを高めるために、インターネットなどで裏付けを取ることをおすすめします。

Kindle絵本出版でプロを目指す! 構成と構図のテクニック【2024年5月】の記事で構図を確認しながらラフ画を作成し、構図に無理がないか調整していきます。

はじまりのストーリー

絵本「ほしぞらのなぞなぞだいぼうけん」 1~2ページ目

ページ1:レイアウト

  • ワンシーン構成

  • 黄金比 + 三分割法

  • クマとキツネが親子のようにじゃれあう様子を、1ページ見開きで温かく描く。

セリフとナレーション

まんてんのほしぞら
「アキ、ほしぞらが きれいだよ」
「うん、きょうは キラキラしてるね!」
「ねえねえ ユウキ、あのヒカリは なに?」
 「えっ、どこ?」
くまのユウキと きつねのアキは、あるきます。
あそこに、 なにが あるのかな?

(空白込みで113文字。これ以上短くできませんでした。)

構図構成

  • 左側にクマのユウキは夜空を見上げていて、
    きつねのアキを肩に乗り、草原の奥の光を指さしている。

  • 上に星々が輝く夜空

  • クマの大きさと力強さ、キツネの小ささと可愛らしさを表現

  • 親子のような親密な雰囲気を演出

無題の絵本は夜空が舞台ということで、白のフォントを使用するなど、イメージを膨らませながら制作を進めています。
構図は、三分割と黄金分割のマス目を組み合わせキャラクターの目線や視線の誘導も意識しながら、見やすいレイアウトを心掛けています。

まだラフ画の段階ですが、これから少しずつ具体化してBlenderで3Dモデルにしていくのが楽しみです。

今回は32ページ分の内容をすべて掲載すると長くなりますので、1ページ分のみご紹介します。
作成したkindle絵本用のテンプレートは、illustratorのaiデータとjpegファイルと合わせて、有料部分にてダウンロード可能です。

まとめ

生成AIを活用した絵本制作も、いよいよストーリー構成の段階まで進みました。

当初はプロンプト作成に時間を費やし、試行錯誤の連続でしたが、今ではスムーズにストーリーを紡ぎ出すことができるようになりました。娘と絵本を読みながら、セリフとナレーションの組み合わせ、言葉選び、文章の長さなどを考え、32ページ分の物語を紡いでいきます。

キャラクターの造形はまだこれからですが、完成に向けて一歩ずつ進んでいきます。

画像生成AIでイラストを作成する方もいらっしゃるかと思いますが、その場合は構図の理解が難しいです。あらかじめサンプル画像を簡単に制作し、プロンプトに添付することで、イメージに近い構図の絵を出力することができます。

ぜひ参考にしてみてください。


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