魅力的なキャラクターとキャラクターネームの付け方【2024年5月】
絵本製作者必見!荒木飛呂彦直伝「絵本用身上調査書」で、子供たちの心を掴む魅力的なキャラクターを生み出そう!
絵本の世界に彩りを添える個性豊かなキャラクターたち。そんなキャラクターを生み出すための秘訣を、漫画界の巨匠・荒木飛呂彦先生の著書「荒木飛呂彦の漫画術」から学び、絵本用にアレンジした「荒木式身上調査書」をご紹介します。
この身上調査書を使えば、子供たちの心を掴む、忘れられないキャラクターを生み出すことができるようになります。さあ、絵本の世界を彩るキャラクター創造の旅に出発しましょう!
絵本作家 まめにゃんのメインブログでは「制作エピソード」を、絵本制作の裏側 まめにゃんでは「クリエーター向けの制作方法」を公開していきます。
※本記事は、荒木飛呂彦先生の著書「荒木飛呂彦の漫画術」を参考に、絵本用にアレンジしたものです。
ストーリーの舞台から探す!絵本の世界に命を吹き込む地形と生き物たち
絵本の世界を創造する上で、物語の舞台選びは重要な要素の一つです。空想の場所でも構いませんが、背景を3Dモデルで制作する場合は、場面によってばらばらだと統合性を失ってしまう可能性があります。
そこで今回は、ストーリーの舞台から近い地形と登場人物が生息している場所を探し、絵本の世界にリアリティと説得力を与える方法をご紹介します。
1. ストーリーのあらすじから舞台を想定
まず、物語のあらすじを考え、舞台となる場所を想定します。今回は、星空がよく見える草原から始まり、森の中を進んで、山を登り、山肌が見える山頂がゴールとなる設定です。
2. 地形と生き物の生息域を調査
想定した舞台に合致する地形を探します。Google Earthなどを活用し、実際に存在する場所を参考に、草原、森、山などの風景をイメージします。
さらに、物語に登場する動物が実際に生息している場所を調査します。今回の設定では、北海道知床公園(星空がよく見える草原)から知床硫黄山(ゴールを目指す山)を舞台とし、知床に生息する動物をキャラクターに採用して、必要に応じて動物の変更も取り入れました。
3. 最終確認とイメージの膨らませ
Google Earthを使って、実際に設定した場所の景色や地形を確認します。3Dモデルで制作する際のイメージを膨らませ、より具体的な舞台設定を構築しました。
生成AIGeminiのプロンプトを活用したキャラクター作成の課題と改善策
生成AIGeminiは、さまざまなアイデアを生み出す強力なツールですが、動物キャラクター作成においては、いくつかの課題があります。
課題:不正確な箇所が顕著です。
動物の生態に関する情報が不正確: 体長、体重、誕生日などの情報が実際と異なる場合があります。
性格に合致した星座選定が困難: 性格と星座の関連性を考慮した選定が難しいです。
好きな食べ物が現実と乖離: 動物の実際の食性とは異なる好みを生成される場合があります。
項目の重複や矛盾: 同じ項目が複数生成されたり、矛盾が生じる場合があります。
改善策
荒木飛呂彦の漫画術から魅力的なキャラクター作りの要点をメモ: 荒木先生の著書から、個性的なキャラクターを生み出すためのヒントを学びます。
不明瞭点を洗い出す: 生成された情報の中で、不正確な部分や矛盾点を見つけます。
統合性を保ちつつ修正:ネット検索して手動で直しました。
ブラッシュアップ: 納得できるキャラクターになるまで、何度も修正と調整を行います。
具体例:キャラクター作成
Geminiでキャラクターシートを生成します。
荒木先生の著書から、個性的なキャラクター作りの要点をメモを確認します。
生成された情報の中で、ライオンの実際の生態と矛盾する部分を見つける (例:体長が小さすぎる、誕生日が冬であるなど)。
修正案をメモする (例:体長を大きくする、誕生日を夏にするなど)。
修正案をエクスポートにまとめて情報を整理します。
必要に応じて、3~5を繰り返す。
納得できるキャラクターになるまで、修正と調整を行う。
人気アニメ映画のキャラクターネーミング:その裏側を探る
人気アニメ映画のキャラクターたちは、個性豊かで魅力的な名前を持っていますよね。しかし、その名前は誰がどのように考えているのでしょうか?
キャラクターネーミングは、単なる思いつきではありません。作品の世界観やキャラクターの性格、物語のテーマなどを深く理解した上で、様々な専門家たちの英知と経験が結集して生み出されるのです。
Geminiに聞いてみた!
今回は、AI言語モデルのGeminiに、人気アニメ映画のキャラクターネーミングについて聞いてみました。Geminiによると、キャラクターネーミングに関わる専門家は、主に以下の通りです。
1. ストーリーチーム
脚本家、監督、プロデューサーなどのメンバーで構成され、作品のストーリーやキャラクターの性格、役割などを決定します。
ネーミングを考える際にも、キャラクターの背景や設定を深く理解し、ストーリーに合致する名前を提案します。
2. 文化チーム
作品の舞台となる文化や言語の専門家で構成され、ターゲットとなる観客層に響くような名前を提案します。
特に、海外公開を意識した作品の場合、異なる文化圏の人々にとっても理解しやすく、かつ魅力的に感じられる名前を選ぶことが重要となります。
3. 言語チーム
言語学者や音韻学者などの専門家で構成され、名前の響きや意味、発音などを検討します。
英語以外の言語で作品が公開される場合、それぞれの言語における発音のしやすさや、文化的なニュアンスなども考慮する必要があります。
4. マーケティングチーム
作品のターゲットとなる観客層を分析し、どのような名前であれば商品やサービスの認知度を高め、購買意欲を刺激できるかを検討します。
商標登録の可否なども調査し、問題のない名前を選定します。
5. 法務チーム
商標法や著作権法などの法律に基づき、ネーミングに問題がないかどうかを審査します。
すでに他の企業が商標登録している名前や、著作権侵害となるような名前は使用できません。
上記以外にも、サウンドデザイナーや心理学者などの専門家が、キャラクターのネーミングに関わる場合があります。
Geminiを効果的に活用
Geminiはあくまでもアイデア生成ツールであり、最終的な判断は自分で行う必要があります。
複数のプロンプトを試して、より良い結果を得ましょう。
生成された情報は、あくまでも参考情報として活用しましょう。
まとめ
今回、生成AIGeminiと荒木飛呂彦先生の漫画術を参考に、魅力的な動物キャラクター作成について解説しました。
生成AのIGeminiは、アイデア出しや情報収集の強力なツールですが、課題も存在します。そこで、荒木先生の教えを参考に、動物の生態、性格、好みなどを考慮しながら、自分で納得できるキャラクターを作り上げることが重要です。
ネット検索を活用することで、より正確な情報を収集し、キャラクターに反映してください。また生成AIとネット検索をうまく使い分けることで、効率的に作業を進めることができます。
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