宮本浩次 桃の節句に賞を取る

職業「ロック歌手」の結実

2021年3月9日

本日3月3日は桃の節句。我が家には男の子しかいないので、退屈な一日を過ごしていた。
ボーッとスマホを弄る夕暮れに飛び込んできた一報で、心臓が跳ね上がった。
「宮本浩次、芸術選奨 文部科学大臣賞受賞」の、お知らせだった。


一度目のレコード会社を解雇されたいわゆる浪人時代。「ソロでどう?」という話はあったという。その言葉に迷うこともあっただろう。
しかし、バンドを成功させるといった確固とした意思を持ち続け「悲しみの果て」で再デビューを果たした。
そこから今日に至るまでにもいくつもの困難が立ちはだかったというが、30thツアーを成功させてバンドは一つの到達点に立った。
ソロ活動においても見事ヒットをおさめた。

贈賞理由には「『ROMANCE』での見事な心情表現」とあった。そして、それと共に「バンド活動における実直な歌唱同様、誠実で真摯な歌への取り組みが説得力をもたらし、見事な成果を生んだ」とも評されていた。
私はこの評を読んで、エレファントカシマシ無くして「ロック歌手」宮本浩次は無いのだと改めて思った。
なぜなら、ソロ宮本浩次ならば職業欄は「歌手」でも「シンガーソングライター」でもいい。「ロック歌手」としたのは、きっとメンバーと切磋琢磨して築いたものだからではないか?

そう考えると、この度の受賞はエレファントカシマシ結成40年の結実とも言えないだろうか。
そしてこの実は多種多様な方面へと、種を弾かせ飛ばして行くことだろう。


明日3月4日は「宮本、独歩。」発売から一年!
ついでにわが息子の誕生日!
本日の宮本さんの受賞と併せてまとめてドーーンと祝いたいと思う。
丸いケーキでね。

宮本さん。芸術選奨 文部科学大臣賞受賞おめでとうございます。


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