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[挑戦記#26]介護とcare


優しい子から辞めていく



介護施設で働き始めても
辞める人が後をたたない。


よく耳にする言葉です。 


介護の仕事がキツいから
お給料が安いから

そう思っていました。

現状は
自分が思い描いていた
仕事じゃなかったから
辞めていく

特に
優しい子から
介護の仕事を辞めていく


なぜ、そうなのか
興味が湧いてきた。


介護について何も知らなかった



『とっても素晴らしい福祉サービスをしている所がある。
一緒に見学に行きませんか?』


そんな誘いを受けて見学することにした。



どこに施設があるのだろう?


住宅地の中に
溶け込んでいて
近所の人たちが気軽に通り抜ける
誰もが自然に関われる
素敵な場所だった。


全国から来た
仕事も全く別々の私たちに
丁寧に説明をしていただいた。


次々に出る質問にも
冗談を交えて
わかりやすく答えていただいた。


歳を取ってくると
食べられなくなる
食が細くなる


よく聞く言葉だ。


でも本当は
食べるのをやめてしまうから
食べられなくなる。


目から鱗のお話だ。


私は今まで
病院に預けることが最適な方法だと思っていた。

食べられなくなるのは、仕方がない事だと思っていた。


違った、、、。


ここに居る
おじいちゃん、おばあちゃんは
イキイキとしていた。


一人の人間として
意志を持って
生活していた。

会社の理念


あなたがしているその行動が【自立の支援と地域作り】になっているかを考える
今していることを地域でやるのが地域デザイナーたる介護職のしごと!外に出よう!
  (例:庭で花を植えるのはレク 公園でやればボランティア)

トップゴールは【よりよい人間関係の構築】である
「危ないから」「でなければならない」は絶対にタブー! やれない理由を探さない
(例:入浴が目的ではなくお風呂を使った信頼関係の構築)

認知症で困っている人が困らないように寄り添えばステキなお年寄り!
「困ったね」は困らせた結果。
その人の強み(ストレングス)から「だれもが活躍できる地域づくり」を!

あおいけあ公式HPより


『介護』と『ケアcare』は違う


そもそも
どうして『介護』という
言葉を使うのか?


改めて考えさせられた。


" 障害者の生活支援をすること。または、高齢者・病人などを介抱し世話をすること"


検索すると
こんな感じの説明が多い。


一方で
ケアcareは、

“ ラテン語の「cura」が語源となっている。「cura」は「心配、苦労、思い煩う」のほか「献身、思いやり」という意味でも用いられている。 "


なるほど

根本的に違う。


介護についていろいろ調べてみた。


介護の方法はたくさん書いてある。


でも、
それを行う時に気をつける事や
改善点については
何も書かれていなかった。


介護するのが当たり前

介護しなくちゃいけない


誰もが自然に
そう思い込んでいる。


そもそも何故
そのおじいちゃんは
食事を摂ろうとしないのか?


そもそも何故
そのおばあちゃんは
話しかけても答えないのか?


『やれない』は
『できない』じゃない


やれない理由があるからだ。


その原因を探ることで
その原因を取り除くことで
できるようになるという。



『介護する』
という言葉を使う事に
違和感を感じた。



『一人称』が大事



多くの介護施設や高齢者施設、
障害者施設では、


施設を使いやすくするために
みんなが『平等』に使えるように
ルールを決めたり
スタッフのタイムスケジュールが
決められている。


でも、『平等』と『公平』は違う。
『環境』を変えることもできる。


平等           公平    環境



一人一人
相手目線になって考える。

物事を何かする時
『一人称』で考えてみる。

自分だったら
どう思うか


それをされたら
どう思うか


常に考えていきたい
と思った。


そして
『自分の最期をどう終わらせたいか』 


自分の意志を周りに伝えておく事が大事



今のうちから考えておこう。


今回の見学で
大きな、深い学びがあった。


※あくまで個人の感想です。


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