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記事タイトルは、決まらないけれど。

なんだか、noteを書くのは久しぶりだ。自分の言葉で自分の想いを残しておくことが、怖くなったのかもしれないなあなんて思ったりする。

この週末は、釧路まで連れていってもらった。急に冬景色になった北海道、ツルツルの道はなかなかスリリング。それでもやっぱり、車の窓から覗いた十勝晴れは走り出したくなるほどの景色だった。

今回の目的は、ドット道東のDOTO-NET リリースイベント。大集合!と号令がかかって大集合してしまうのだから、本当にすごい。

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「イベント会場で、一番前に座る」

車の中で、こんな話をした。これならわたしにでもできるぞ、と強い心をもって言葉の通り、一番前に居座った。結果、オレンジ色のカーディガンがいろんな人が投稿している写真に映り込むことになったのは、ちょっと恥ずかしい。

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トークセッションが4つあったのだけど、素敵な言葉や想いがたくさんあった。

「めっちゃすごいことだと思ってて」

拓郎さん

なんだかこの言葉が心に残っている。ドット道東がこの5年間でやってきたこととかを振り返る中で出てきた言葉だったと思う。
自分たちがやってきたこと、築いてきたもの、つくってきたもの。そういうものに自分たちが胸を張っている大人たちが本当にかっこいい。

「知り合いとか友だちが増えて」「自分にもできるかもって」

みっきーさん

キョリを越えて、2,3時間かけて会いに行く人がいて。東京だとすぐに会えちゃうけど、道東だとすぐに会えないからこそ、会いに行きたくなる。
友だちや知り合いが増えると、なんだかムクムクと力が湧いてくるんだな。「できるかも」「やってみようかな」そう思わせてくれる環境があるんだ。

「しらねーだろ、っていう優越感」

颯太さん

東京にいて、道東のことを話すとき。こんなにいい場所、まだ知らないの?そう言えることってステキだ。それだけ、自慢できるものがある。

「呼ばれたら行く。いつも、いる。」

蝦夷丸さん

学生のわたしに響いた。なにができるとか、その場でのバリューとか、全然わかんないし、ときどき消えてしまいたいときもあるし、なんなら行かないという選択肢をとることもある。
でも、あのときあの場にいたというその事実が。いつかなにかにつながることも、あるかもしれないんだな。

「なんもできねえ!」

蝦夷丸さん ナスティーさん ちひろさん

衝撃。わたしの目にはキラキラ、ギッラギラして映る大人たちも、こんなことを思っていたんだなって。
「まずは相手が求めていることに応える」、なにもできないという気づきから得たこと。わたしの心にも留めておく。

「絶対、見るから」

ゆみさん

ゆみさん、めちゃくちゃかっこよかった。Twitterとかnoteとか、もちろん直接言ってもらえるのも、”いいね!”はやっぱり嬉しいし、エンジンになる。見てくれる人がいること、見てるよって言ってくれること、実はなによりも嬉しいことなのです。

「この子たちが進むミライを、つくり続けないといけないな」

堀田さん

言葉を聞くと、鳥肌が立つ。覚悟を持つ大人がいること。背中を追いたくなるし、ついていきたくなる。心の底から、すごいって思う。

「比べるのではない。輪郭は内側から描いていく」

家入さん

東京を目指すのではない。隣町を真似するのでもない。自分たちで、自分たちの言葉で、自分たちの物語を語っていく。

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盛り盛りなトークセッションが終わるころ、気づけばわたしのお尻は悲鳴をあげそうだった。でもそれだけ、引き込まれる大人の姿がたくさんあった。

そして同時に。わたしが道東と出会ったことなどを思い出したりしていた。

大学1年生の春。刺激を求めていたわたしが見つけたのは、大学の学部パンフレット。”卒業生の活躍する姿”として、詠風さんが紹介されていた。なんだか心がわくわくして、TwitterのDMで連絡した。

大学1年生の夏。わたしは浦幌町のハハハホステルで1カ月間、ヘルパーをした。これが初めての道東滞在。小松さんとしげさんと、納豆の食べ比べをした。

大学1年生の冬。ハハハで若者忘年会。かしこさんが皮から手作りしたいと言ってできた餃子は、むっちむちだった。とってもハッピーな空間だった。

大学2年生になり、ますますいろんなものに手を出していたわたし。結構パンパンだった気がする。

大学2年生の夏。今度は、”インターン”として浦幌へ。ここで、とんでもなく落ち込んだんだな。なにも、できなかった。やりたいことなんて、わからなかった。なにもできず、気持ちばかりがあせったまま、滞在が終わった。

それでもまた、大学2年生の冬。年末は浦幌町へ。大掃除をお手伝いし、リペリの忘年会にまで混ぜていただき、若者忘年会も。最後までちゃんとお掃除しました。

大学3年生の夏。釧路市インターンを少しばかりお手伝いし、浦幌町へも行くことができて。それから、秋。トリノメ商店のお祝いへも遊びに行って。

他にも、札幌のイベントとか釧路のインターン、ちょこちょこと道東に行ったりしていた、わたしの大学生活。
こう振り返ると、わたしの大学生活の至るところで”道東”のポイントがある。一番長く細く、関わり続けているものなのだなあと気がつく。

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でも、やっぱり。いつもどこかで、「こんなわたしが行ってもなあ」と向かう足がちょっぴり重たくなることがある。結局行くのは、会いたいという気持ちなのだけども。

行っても、場を盛り上げられるわけでもないし、おもしろいわけでもないし、賢いわけでもないし。やっぱりすぐに隅っこで佇んでしまう。そんな自分が、ちょっぴり嫌いだ。

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それでも、優しく迎えてくれるお兄さんお姉さんがいる。本当にうれしいし、ありがたいことだと、思う。

そして、”道東”を共通項に集まった友だちもいる。最近、りん、なお、ふみか、はセットだ。”道東”抜きにしてもふたりのことが大好きなのだけど、きっかけは”道東”だったわたしたち。

トリノメ商店のオープン祝いの帰り道。とっても、嬉しいことがあった。

わたしの口からは自然と、「やりたい」が漏れていた。
嬉しかった。「やりたい」と思うことがあった。
こう書くと、なんだかハードルを上げてしまうような気がするけど。

「やりたい」の中身は、ふたりに承諾を得ていないから、秘密にしておこう。

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「やりたい」を拓郎さんに伝えた。「やりたい」と言えることが、本当に嬉しかった。

がんばらねば、だなあ。



明日へと 急かされる日々で ぱっと会って さよならじゃ気づけない
歩こうよ 探そうよ いつだって帰るにはまだ早いんだ
わがままに 時間をかけて もっと見て ちゃんと聴いて 抱き合えば
そこで初めて 見つかるかもね ずっと探してきた たからもの

ローカルフレンズ / なかにしりく



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