マガジンのカバー画像

日常生活に役立つ脳の知識

68
日常生活に役立つ脳の知識についてまとめております。 学術論文や、第一線分野の人たちの知見をまとめたエビデンスベースの情報をご提供いたします。
運営しているクリエイター

#日常

【覚えておきたい!?日常生活に重要な3/60種類の脳内ホルモン】

セロトニン:幸福感
ノルアドレナリン:注意力、判断力
ドーパミン:やる気

『食事の栄養素(タンパク質、ビタミン、鉄・亜鉛、ミネラル、脂質)を元に、運動中や睡眠中に分泌される』

(心療内科医 姫野友美)

【「特定」するほうが援助/サポートを受けやすい】

集団より個人ができる方が援助を受けやすい
統計データよりも顔や名前、その他の詳しい状況を知ることで人は動かされる

また、自分1人が行動を起こすことで相手を確実に救えるかどうかが判断のポイント

(身元のわかる犠牲者効果)

【肉体の信号の約8割を占める迷走神経が重要】

経験済みの事柄に対して新しい癖がつくと、脳は新しくニューロンの経路を形成する

脳を最新に保つには、実は、迷走神経が張り巡らされている
身体が密接に関わっている

『新しい経路を形成するためには体験がポイント』

(MIT)

【使い方に気をつけたい?SNS依存のデメリット】

SNS上の価値観の似た者同士で交流し共感し合うことにより、
その集団に属する自分の意見が増幅・強化される
(エコーチェンバー現象)

SNSは長期にわたって過度に使うと、不安や鬱を引き起こす
(心理療法士 ジェニファーパーク)

【風変わりな夢を見るのは日常が退屈な証拠!?】

脳は毎日似た状況に慣れると
未知のパターンに対して十分に備えられない(過剰適合)

夜間にランダムで風変わりな夢を見ることで
習慣を超えた状況のトレーニングが可能となる

(オーバーフィット脳仮説 タフツ大学 エリック・ホエル)

【平均的な容姿が私たちにとって魅力的に見える理由?】

人間は、たくさんの視覚刺激を与えられると、
その特徴を平均的なレベルでひとまとめにして知覚する

多くの顔の特徴をもとに合成された平均的な顔は、多くの人から魅力的に見える

(アンサンブル効果)