【車】簡単にできるドライブシャフトブーツ交換方法
こんにちは! 自動車整備士のまめはちです。 今日は、車のドライブシャフトブーツ交換方法を 実際に作業しながら説明していきたいと思います。意外と簡単に交換できますので どうぞご覧ください🔧
本日は、TOKICOのドライブシャフトブーツを使って説明していきます。
中身はこのようなセット内容になっております
1,ドライブシャフトブーツ1個
2,ブーツバンド(大径、小径)各1本ずつ
3,グロメット(大径、小径)各1本ずつ
4,接着剤
5,発熱シート
6,グリース
本日使用した工具はこちらです👇
さてまずは、古いドライブシャフトブーツを取り外していきます。ブーツバンドをニッパーで切断します。
☆ポイント☆ ・ブーツの取り付け位置は、取り外すブーツと同じ位置ですので間違えないようにシャフトにマーキングしておきます👇
次にカッターナイフでブーツを切断していきます。この際にカッターナイフの刃の折れなどに気をつけてください。
ブーツを切れたら取り外し中のグリース、ホコリ等をきれいに拭き取っていきます。この時、ジョイントのガタつきがないか確認をします。
次に新しいブーツに接着剤を注入します。接着剤注入ノズルの先端をブーツの凹部の奥まで差し込み注入します。
接着剤を凹部全体に注入し終えたらシャフトにはめ込みます。
☆ポイント☆ ・凹部に注入した接着剤が流れ出ないように凹部を上に向けたままシャフトに取り付けます👇
凸凹部にグリースや水分等が付着しているとうまく接着しませんので確認をしてから凸凹部をはめ込みます。
次に付属の発熱シートを接合部の中心になるように貼り付けます。加熱時間は8分です。加熱中はブーツの接合部に力を加えると外れる可能性があるので接合部に力を加えない事。
8分経過後、発熱シートを取り外し、軽く接合部分を引っ張り接着しているか確認する。
☆ポイント☆ ・加熱後の接着剤の再塗付はちぎれの原因になるのでしない事。 ・発熱シートは約30分間は高温が継続するので火傷に注意してください。
次に付属のグロメットを取り付けていきます。先に小径グロメットから取り付けます。
☆ポイント☆ ・グロメットの切り割り部とブーツの接合部の位置が重ならないようにします。・ブーツが取り付けにくいときはグロメットの外周部に付属のグリスを少量塗ると入りやすいです。
※この時、あらかじめマジックで印を付けていたブーツの取り付け位置にブーツを合わせます。
次にバンドを取り付けていきます。バンドは折り返し方向が車両前進時のタイヤの回転方向と逆になるようにセットし、バックルの部分がブーツ接合部と重ならないようにします。
ブーツバンドのレバーは、マイナスドライバー等で押さえながらラジオペンチでバックルを折り曲げると比較的セットしやすいです。バックルは最後ハンマー等で叩いてきっちり折り込んでください。この時組み込んでいたグロメットの位置がずれていないかも合わせて確認します。👇
次に付属のグリースを補充します。グリースの注入口をブーツ内のジョイント部に差し込みグリースを注入します。
次に大径グロメットを取り付けます。シャフトを回転させながらグロメットを押し込み取り付けます。
☆ポイント☆ ・グロメットの切り割り部とブーツの接合部の位置が重ならないようにします。・ブーツが取り付けにくいときはグロメットの外周部に付属のグリスを少量塗ると入りやすいです。
※この時、あらかじめマジックで印を付けていたブーツの取り付け位置にブーツを合わせます。
取り付け位置を確認したら大径ブーツバンドを取り付けます。小径バンドと同じようにバンドは折り返し方向が車両前進時のタイヤの回転方向と逆になるようにセットし、バックルの部分がブーツ接合部と重ならないようにします。
大径バンドも小径バンドと同じ要領でブーツバンドのレバーは、マイナスドライバー等で押さえながらラジオペンチでバックルを折り曲げると比較的セットしやすいです。バックルは最後ハンマー等で叩いてきっちり折り込んでください。この時組み込んでいたグロメットの位置がずれていないかも合わせて確認します。👇
最後、大小径のグロメットとブーツバンドが正しくセットされているか確認します。
以上でドライブシャフトブーツの交換は終わりです。昔は、分離式がなくドライブシャフトを抜いてブーツを交換していました。それを考えると便利になったもんです😁
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