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小説「彼女は狼の腹を撫でる~第27話・少女と猫の目と犬の散歩~」

犬飼いの一日はとても忙しい。
朝は日の出と共に起きて半刻ほどの散歩に行き、野原で穴を掘ったりして遊んでる間に柔軟体操を済ませ、棒やボールを使った遊び心を交えた訓練を始める。
実家のばあさんが幼少期の私に口酸っぱく語ったのは、世の中は親ではない、いつも味方でいてくれるとは限らない、という教えだった。
身も蓋もないけど道理ではある。最低限身を守るための練習は積んでおくべきなのは、老若男女に共通する常識だ。

それは犬も同じだ。世の中には理解し難いことに、犬というかわいさの二大巨頭に君臨する動物を嫌いなものがいる。もしかしたら通りすがりに蹴ってくる者がいるかもしれない。
そんな輩は容赦なく撃ってもいいと思うのだけど、犬自身もそんな輩を一蹴できる程度には強くあるべきだ。

そういうわけで、今日も訓練に勤しんでいる。
当然厳しすぎるのはよくない。実家のばあさんは鬼か悪魔か軍事教官のように厳しく接してきたけど、その厳しさは逆効果だ。
訓練は遊びの要素を取り入れた方が楽しいし、楽しい方が身につく速度も速い。特に教える側と教わる側の信頼関係に大きな差がある。信頼がないと訓練に集中できないし、信用できないことをいくら反復しても中々身につかない。
そして最も大事なのは褒めることだ。言葉で褒めて、手で撫で回して、時に抱き着いたりする。
決して私が犬をもふもふしたいからではないよ。いや、もふもふはいつ何時でもしてたいんだけど。

「シャロ、えらいぞ!」
「ウァン!」
投げた棒を空中で捕らえて、しっかりと噛んで運んでくるお利口さんの頭を撫で回して、掌から伝わる至福という栄養を摂取する。この世界には犬からしか摂取できない栄養がある。あるのである。


犬の名前はシャロ・ブランシェット。大型犬、もしかしたら狼かもしれない。性別は女の子で、世界一かわいい。

私の名前はウルフリード・ブランシェット。16歳、狩狼官。ブランシェット家の13代目。失踪した母と実家から持ち出された狩狼道具を回収する旅をしている。
最近の趣味は犬の散歩、好きな犬の部位はおなかのもふもふ。



ところで犬飼いの一日はとても忙しい。
早朝の散歩と訓練が終わったら、次は食事の支度だ。
食事は出来れば肉がいい、そこに細かく刻んだ野菜とお米も忘れずに。肉は新鮮なものを調達したいので、理想は通りすがりの鹿を狩りたいけど、残念ながら私は鹿を撃ったことも解体したこともないので、市販の鹿肉で。幸いにも前に立ち寄った集落で、鹿肉も食材もたっぷり仕入れてある。

鞄から鍋をふたつと焚き火台と鉈を取り出し、シャロに集めてもらった枝や薪を燃えやすいように削って、焚き火を起こして鍋を火にかける。
「シャロ、待て!」
「ウゥー……」
私はシャロに掌を向けて待つように指示を出し、肉と野菜と米を茹でていく。隣でシャロがウウゥウウゥと野生を失ったような甘えた鳴き声を上げているけど、出来立ては熱すぎるので少し冷ましてから。
冷ましている間に、もうひとつの鍋で私の分の肉を茹でてスープに。それとパンに果物のジャム。

「いただきます」
食事に手をつけるのは私から。最低でも一口目を齧り終えるまで待つことを覚えさせる。犬と人間に上下関係はないけど、食事や散歩で上下関係をしっかりしておかないと、言うことを聞いてくれなくなるかもしれない。
心を鬼にしてパンを齧り、パンおいしいな、パンおいしい。
「ウウゥゥゥゥ……」
シャロの目が我慢から恨めしそうな感じになってきたので、ほんのりと温かさが残った鍋を目の前に置き、数秒待って声をかけてあげる。
「よし!」
「ウァン!」

私は一日の中で、この時間が一番好きかもしれない。
シャロがごはんを食べてる時間、この喜びに満ちた時間は世界で一番尊いと思う。いや、撫で回してる時間が一番かなあ。
寝ている姿を見てるのも至福だし、散歩の時間も他に代え難い幸福度がある。
全部だな。シャロとの時間は全部大切だ。
私の作った鹿肉と野菜とお米を雑に似たものを、がつがつと美味しそうに食べるシャロを眺めながら、私は幸せを噛みしめながら茹でた肉とスープを口に放り込む。
視界の果てで爆炎が巻き起こっている。旅の相棒がまたなにか魔法実験でも行ったのかもしれない。


旅の相棒ファウスト・グレムナードは、自他共に認めざるを得ない天才美少女魔道士だ。
自由都市ノルシュトロムでは私と同じ下宿の同じ部屋に住み、唯一の魔道士育成機関メフィストフェレス魔道学院の高等部に飛び級で通う13歳。ヌメメポン奥義書と隠秘哲学ニョニョッペー第五十七書で学び、そこに宗教都市タイタラスで得た大量の魔導書の知識を上乗せして、先日とうとう大悪魔との契約を果たした。
悪魔と大悪魔の違いは私にはよくわからないけど、彼女が言うには『今までの悪魔が猫としたら大悪魔は虎』という存在なのだそうだ。

つまりそういうことだ。
古来より魔王と呼ばれ歴史に名を遺した魔道士たちは、大悪魔との契約を果たした者たちだ。私の相棒はそういう者たちと並ぶ力を得たということだ。
機械使いの私なんかは畑違いすぎて嫉妬したりはしないけど、同じく魔法を学ぶ学生たちからしたら努力を放棄したくなるような存在だろう。人が階段を一段ずつ登っていくところを推進器を背負って垂直に飛んでいく、そういう才能と素質の持ち主だ。

「シャロ、ファウストのところに戻るよ」
「ウァン!」
とはいえ心配いらないというわけでもない。彼女はあくまでも13歳の少女だ、肉体の強さそのものは訓練した年相応の女子程度でしかない。

私は焚き火台を一旦放置して、一気にパンとスープを流し込んで相棒の元へと駆けた。
シャロの首輪からリードを外して、先行するように合図をして、あっという間に地平の彼方へと走らせる。
私も複数の移動用の機械を展開して、地面を蹴って空中を更に跳び上がって、まばらに生えている木や岩の突起を利用して段差や斜面を無視して進む。
それでもシャロと私の移動力の差は歴然だ。犬はすごい、すごく速い。人間の数倍の速度で走れるのだ、おまけにもふもふでかわいい上に、尻尾を振り回しちゃったりするのだから、人間とは色々な面で比較にもならない。

神、犬、人間の序列どころでは済まない。
犬、その他色々だ。犬の下にその他色々な生き物がいるのだ。人間も神も悪魔も犬の下だ。
肉球で踏んでもらえるのだ、ありがたく思え、人間共め。

はい、ありがとうございますわんわん。
肉球はぷにぷにしてて素晴らしいのだ。



シャロの影を追うように荒野を走り続けていると、空に巨大な裂け目が現れて、真っ暗な裂け目の中で猫のように丸い真紅と黄金の一対の瞳が輝きを帯びる。
ファウストの契約した大悪魔、暗闇に棲まい光を嫌う者の名を冠する謎の生物。

姿は闇に潜む毛むくじゃらの動物だったり、一対の瞳そのものだったり、骨と皮だけの随所が枝のように伸びている禍々しい腕を伸ばしたりと自由自在。
どこまでが悪魔本体で、どこからがそれ以外なのかも大部分が裂け目の中にいるから不明。
体長は66センチから666メートル、体重は6キロから666トンとデタラメであやふや。
召喚者の底無しの欲望を満たしてくれる程の力を有する魔王。
疑り深く人に懐かない反面、賢く要領がよく魅力的な存在。
一方で、その名前には悪臭を愛する者という意味もあり、やたらと足の中指と薬指の間を嗅ぎにくる不思議な性質も持つ。

それが大悪魔【メフィストフェレス】である。

「ニャーン!」
空の裂け目から辺り一面に響き渡る猫の鳴き声のような音は、まさしくメフィストフェレスの話し声だ。
その音の届く範囲がメフィストフェレスの支配領域だ。その中であれば自由に裂け目を発生させて、どこまでも追いかけてネズミを追う猫のように蹂躙できる。

事実、空の裂け目から禍々しい形状の腕が伸びて、真下にいる奇妙な人間――頭部から鉄球の結ばれた棒状のものが生えていて、両腕が金属製の大型の義手になっている――体の一部を武器に改造された人間を、ぐしゃりと圧し潰して枯れ枝を踏んだような音を立てながら地面に押しつけ続ける。

【武器人間ハードパンチャー】
両腕に必殺の機械義手を仕込んだ打撃特化型の武器人間。あとで知ったことだけど、この辺りは人間に機械を内蔵させる頭のおかしい科学者の実験場だったそうで、ファウストは私とシャロが散歩をしている間に襲撃されたらしい。
結果は見ての通りだ。文字通りの瞬殺だ。

さらに空間の裂け目から8本指の異形の手が左右一対現れ、そこから垂らされた糸の先には真っ赤な道化服を着た大型人形が結ばれていて、操り人形のように動かし始める。
道化人形は宙を舞いながら大量のナイフを投げつけ、頭と両腕が銃と化したこれまた異形の人間を切り刻み、爆発炎上させてしまう。

【武器人間ペッパーボックス】
全身武器庫の暴走乱射機械。頭部と両腕以外にも、胴体や両脚を初めとする全身各部位に銃器を仕込んでいる。
結果は見ての通り秒殺爆発炎上だ。

【武器人間フレイムスロワー】
頭部が燃料タンクになっていて、両腕が火炎放射器になった人間炎上兵器。元は母が捕獲した賞金首、迷惑製造機フレイマー。
自称、神様がほじったでっかい鼻糞から作られた欠陥人間。ありとあらゆる微妙な犯罪を繰り返していたが、その傍迷惑な人生の最期は、頭のおかしい科学者の実験台になって爆発に巻き込まれての大炎上だ。
しっかり燃やされて本望だっただろう。


「オーケー、私たちの負けだ。もうやめよう」
ファウストに合流したシャロと私の前で、厚手のコートを着た女が両手を上げて降伏の意思を示す。髪はボサボサの黒髪、目の下には何日眠らなければこうなるのか黒く深い隈がくっきりと浮かび、その背中からは筒のようなものが幾つも飛び出している。
「君たちを襲ったのは私たちの本意ではないんだ、許してくれ」
そう言って、彼女は特に興味のない身の上話を語り始めた。


彼女は元死刑囚だ。囚人番号564号――本名ルイ・サイト、罪状:無差別殺人――死刑囚564号は救い難い泥濘の中で産み落とされ、おおよそ最悪としか言い表せない人生を送り、最悪としか形容できない犯罪を犯した。
薄暗くてかび臭い牢獄の中で、刑の執行を待つ以外には呪うか悔いるかしか無かった彼女に転機が訪れたのは数年前、とある実験への参加と引き換えに刑を免除されるという条件で、この大陸中央の実験場へと移送された。
そして他の元死刑囚たちと同様に体内に銃火器や戦闘用の機械を埋め込まれ、ただただ殺戮のために戦うことを余儀なくされた人間兵器、武器人間なのである。

どうにか武器移植に成功した実験体が5体。
彼女たちは頭のおかしい科学者に復讐を果たし、別大陸への逃亡を目論んでいたところを、本来は王都の軍隊や騎士団といった一部の者しか使用を許可されていない発動機付きの車を見つけ、追っ手と勘違いして攻撃を仕掛けたのだった。
ちなみに発動機付きの車は実際に王都の魔道士隊が所有していたもので、色々あって私たちが無断で借りている。なお返却予定は未定。

攻撃を仕掛けて返り討ちに遭ったのは、まあ見ての通り。
武器を内蔵したところで武器を装備した以上に強くなるわけでもないし、本来の人間としての機能も失われる上に常に機械の重量で体力を奪われ続けるせいで、普通に装備するよりも継戦能力は大幅に下がる。
要するに良いとこ無しな状態だ。強いて良いところを探すとするならば、頭が武器化しているので攻撃手段の選択肢がひとつ増えるよねってくらい。
比べるのもあれだけど、普段は小型化して腕輪程度の大きさと重さで収納できて、必要に応じて展開するブランシェット家の狩狼道具はかなり便利だなって思う。

それに――

「奇襲に向いてないよね、武器が鳴るせいで」
私は狩狼道具を展開して、背後からの襲撃者に対応する。

選んだ道具は【離れ小屋のグランマ】という、初代ウルフリードの義祖母の護身用の鉄槌を改造したもの。加速器つきのブーストハンマーで、打撃と同時に鉄杭を撃ち込むパイルバンカーの機能も備えている。
8本のパイルを消費しきった後は攻撃力が大幅に落ちるという欠点はあるものの、実際にそこまで長引くことはないし、パイル有りでの攻撃力は狩狼道具の中でも指折りだ。

離れ小屋のグランマを展開させながら両手を伸ばして身を捻り、捻りの遠心力を乗せてパイルを撃ち込む。
目で捉えたのは大まかな姿形と相手の足の位置のみだけど、情報はそれだけでも十分。むしろその特徴的過ぎる頭のせいで、的がわかりやすくて狙いやすい。

【武器人間ギロチンヘッド】
肩から上が断頭台に、左右の腕が片刃の斧になっている人間処刑機械。実験場ではルイ・サイトと恋人関係にあった。唯一の拠り所でもあった彼が改造されたことで、彼女の絶望をより一層深めて、別大陸での暮らしを夢見させることとなった。

というのは後から知った話なので、この時はそのまま断頭台を叩き壊して、そのまま地面に転がしたわけだけど。
そういうことは先に言ってくれないと困る、手加減できないから。


「オーケー、今度こそ私たちの負けだ」
ルイ・サイトが再び両手を上げて降伏の意思を示す。
しかし先程と違う点がひとつ、彼女の背中に装着された機械がガタガタと音を立てて稼働し始めたことだ。
「ニャーン」
空の裂け目からメフィストフェレスが声を上げる。黄金色の瞳が一瞬光ったかと思うと、高熱と衝撃を伴った光の線が走り、ルイ・サイトの背中の機械をまるで柔らかい果物にナイフを通すように簡単に貫き、瞬く間にドロドロに溶断した。
光線はそのまま地面を走りながら、倒れている人間処刑機械の両腕の斧も溶かし、さらにルイ・サイトの周りをぐるぐると焼き払う。

【武器人間ガスタンク】
背面部に毒ガスの噴霧器を搭載した対人最強兵器。体内で致死性の毒ガスを製造し、背面から空気中に撒き散らすことで、広範囲への制圧や暗殺と他の欠陥品たちよりも用途が広い。
その頼りの噴霧器は一瞬で焼き壊されて、漏れ出たガスも焼き払われてしまったわけだけど。

背中の機械を壊されて、ルイ・サイトが膝から崩れ落ちて両の掌をだらりと上に向けた形で、地面に頭から突っ伏す。
「ウァン!」
すでに戦意を失った掌の上にシャロが世界一ぷにぷにした肉球を乗せて、顔を上げたルイ・サイトに向けて強烈な左前足での打突を繰り出したのだった。

「シャロ! 殴っちゃ駄目でしょ!」
「ウゥゥゥ……」
いや、別に駄目でもないか。敵だし、どう考えても悪いのはあっちだし。
「シャロ、よくやった! えらいぞ!」
「ウァン!」

シャロが尻尾をぶんぶんと振って、地面に顔から倒れたルイ・サイトを後ろ足で蹴飛ばした。
うんうん、えらいえらい。



「オーケー、三度目の正直ってやつだ。私の負けだ」
ルイ・サイトが発動機付きの車の運転席で両手を上げる。荷台には武器を失った恋人だったものがひとつ、それと仲間たちだったものから回収した残骸。
そう、私たちは発動機付きの車を譲った。理由は特にない、別に同情したわけでもない。強いていえば私たちの目的地は、もう目と鼻の先のところまで迫ってきていて、歩いても半日もあれば到着する距離だから。
そのまま乗り捨ててしまうくらいなら、誰かに乗ってもらって旅を続けさせた方がいいと思ったから。

その代わりに実験場に残された狩狼道具をありったけ。

「それで、どこに行くつもりなの?」
「ここじゃなかったら何処でもいいよ。どこにも行けなくても、どこか静かな場所でひっそりと暮らすさ」

発動機付きの車がガタガタと進んでいく。荷台にはガラクタみたいな残骸たち、運転するのはガラクタ扱いされた欠陥品。
けれどそれでも彼女はどこへでも行ける。燃料が尽きない限り、機械が壊れない限り、どこへだって行けるのだ。

荷台に乗せた迷惑製造機の残骸が、揺れる衝撃で火花を散らす。
あっと口を開けた途端に、車の荷台で大きな火の手が上がり、燃料タンクに引火して爆発してしまった。
真っ黒に焦げた車輪が転がってくる、まるで主を失った野良犬みたいに。野良犬でもないか、丸まったダンゴムシかな。

「ファウスト、シャロ、行こっか」

空に向かってもくもくと黒い煙が立ち昇る。
私たちは黙って背を向けて、次の町へと歩みを進めたのだった。だって私たちは、どこへだって行けるのだから――


ちなみに町の入り口は思ったよりも遠くて、結局辿り着いたのは翌朝になったのだったけど、それはどうでもいい話だ。



今回のお供
ファウスト・グレムナード
グレムナードの養娘。13歳。天才魔道士。ヌメメポン奥義書と隠秘哲学ニョニョッペー第五十七書で学び、大悪魔との契約に成功した。フンガムンガという卍型の投げナイフが武器。
威力:D 射程:B 速度:C 防御:― 弾数:―  追加:燃焼(フンガムンガ)
威力:C 射程:B 速度:B 防御:― 弾数:30 追加:切断(道化人形)
威力:B 射程:B 速度:D 防御:― 弾数:15 追加:圧壊(悪魔の腕)
威力:A 射程:A 速度:A 防御:― 弾数:7  追加:貫通(破壊光線)


今回の回収物
・ネグレリア
毒性の霧を放出する。霧は水溶性で範囲内では360度逃げ場はない。毒も発射器具も緑色。
ネグレリアは脳食いアメーバのフォーラーネグレリアから。
威力:E 射程:C 速度:C 防御:― 弾数:4 追加:毒

・ヘル・ハル・ハリファックス
拘束具と一体化した箱型のギロチン。紫色。
威力:B 射程:C 速度:C 防御:― 弾数:7 追加:切断

・ペッパーボックス
連装式の銃身を内蔵した筒状のコンテナ。多数の弾丸を一斉に発射する。真鍮色。
威力:C 射程:C 速度:B 防御:― 弾数:2 追加:―

・ベルリヒンゲン
左右一対の金属製の大型義手。直線方向に砲弾のように発射する。赤色。
名前は鉄腕ゲッツ(ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン)から。
威力:B 射程:B 速度:B 防御:― 弾数:2 追加:―

・スノーマン
直線に炎を噴射する火炎放射器と燃料タンク。橙色。
威力:C 射程:B 速度:C 防御:― 弾数:6 追加:燃焼


(続く)


(U'ᄌ')U'ᄌ')U'ᄌ')

狩狼官の少女のお話、第27話です。
在庫一掃セール回です。設定で作ったものの単品で出しにくい道具をまとめて出しちゃおうというやつです。
そこに犬の散歩と猫で肉付けした感じです。
そして爆発オチです。爆発オチとかサイテーですね。

でもそういう息抜き回があってもいいじゃないですか。だめですか?

次回はちゃんと本筋のある話ですよ、多分きっとおそらく。