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【BL】「手を伸ばしたら、つばさ」⚠ネタバレ感想⚠

この本の書影が出た時、ものすごく興奮してしまった。
今までとはまた一味違った、ものすごく素敵な表紙になっていると。

闇に一筋の光が射し込むよう。

一連の流れでやっと理解する部分といえば、力良くんに一目惚れしたのもあって、執着しているところも見せているけど、あの時の痴漢が逆恨みしていることを勘づいて、ずっと里見がマークしていたというところ。
わざとぶつかりに言ったことに対して、絶対わざとじゃないとたまたま高いところから落ちてきた本にぶつかった時にそう確信した力良くんの「一緒にいたい」からの言葉はどれほど里見に響いたことか。
力良くんも「普通」じゃないと言われて、そうだと納得するシーンもものすごく好き。「普通じゃない」者同士が一緒にいられるの素敵だなと。分かち合えるし、そうだからこそものの見方が変わるのだろうと。

あともう一つの、里見の刺青について。
過去に「自分の意思じゃなく」入れられたんだなと、回想を改めて見た時、胸がズキズキしてしまった。どんな気持ちで刺青を入れられた時、思っていたのかと、すれ違いざま、あとがきで書かれていた学校生活でどう過ごしてきたのだろうかとか。妄想する度に胸ズキズキ·····。
半分だけっていうのが皮肉。
力良くんのおかげで鳳凰の刺青だと知った後、片翼だけではどこにも飛べないなと思った。皮肉だ。
それを力良くんに出会ったことにより、どこにでも行けると思ったのが本当に出会えて良かった✨✨

メイトの特典ペーパーで里見のその時の顔色で、今どう思っているのかと分かる力良くん、スゴすぎる。
最初の時も目に自身の姿が映った際に、本心が分かってきたのかなと思う。
力良くん、純粋そうだし、表情とかハッキリしているし。

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