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「異世界で双子の腹ぺこ神獣王子を育てることになりました。2」

1巻と比べると、大きくなったなとしみじみと思います。(近所のおばさん感)

変わらずの意思の強い子達だわ。

最初、ジーノとだけで行くつもりで、じゃあ、あの双子とはどういうきっかけで共に行くことになるのかと思っていたら。
小さな子どもだから、今までのも行くの大変だったけど、特に大変なのではと思っていたら、あ、そういえばこの子達神獣の子だから、あまりにも力が有り余っているんだわと、忘れたころに思い出す。そして、言葉とは裏腹のつよつよな蹴りとのギャップに、大笑いする始末。

「しかさん、ばいばい!」\ゲシィー/

1巻では、さほど差がなかったものの、ルッカは元気いっぱい、我先にともりもり食べたり、ソラは大人しめで、人を労ったり(雪うさぎジーノに雪で作って、食べさせようとしたり、本当はその村の人達のお祭りのためのものであったけど、悠斗らにご馳走する形になっても、自分よりもその村の子達にあげたり)と、ある時は意見が一致しながらも、少しずつ自我芽生えているなと。悠斗も言っていたけど。

双子ももちろん可愛いけど、今回特に萌えてしまったのが、ジーノ。
最初の荷造りで、「移転魔法は使えない」と言っていたというのに、荷造りが出来たかと思えば、「あとで魔法で持ってくればいい」と言ったそばから、そうやってしまうジーノの天然さ。萌えずにはいられない😳💗

あと、甘い物には目がないので、鍛錬が上手くいかない時にシュトレンをもらった際には、驚きながらも食べたり。雪うさぎジーノの時、食べられなくて、恨めそうな目をしていたのは、可愛い。
今回も、うさぎになる運命だったのですね。毎回何かとなりそうな方·····(笑)

悠斗のこと、友達じゃないと素直になれないのも可愛いところ。
けど、エミリー姫が婿で来て欲しいと言われた時に双子ちゃんと負けず劣らずに「自分のものだ!」と言っているのがもう、たまらない。

今回登場したジーノの師匠のエリオ。
このキャラ、なかなかに好きですね。
飄々とした、さらっとした物言いに、強キャラ感が溢れ出ている。
白魔法をなかなか習得せずにいるジーノに、悠斗が死にかけさせられ、その時に無理やりにでも出来るようにさせるというやり方、残酷ではあるものの、こうでもしないとジーノは出来ないだろうという師弟関係であったからこそのやり方で、悪くはないなと。

最初の頃の、ジーノのお母さまの能力で、ショックを受け、このまま死を受け入れるしかないのかなと思っていたら、ジーノが眠るほどの魔力でどうにかなった時は、深い安堵を覚えた。

「結婚を勧めるのは、結婚生活を充実しているから」と悠斗が言っていたけれど、どうも私もジーノのように納得いかなくて。
あまりにもしつこく言われたからでも、元々する気がないから、そう思うのかもしれないけど·····。うーん。

魔核を取り出すことが出来る術者を求めて、いざ島へ!
このことを聞くとまだ続くんだなと言う喜びと、無事に取り出すことが出来たら、悠斗のいる意味がなくなってしまうじゃないかと、どういった展開になるのか、先が気になります。

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