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まちの個性は個人商店がつくる

マメコーを始めるよりも2、3年前、知人の珈琲焙煎屋さんの言葉がとても胸に響いた。

まちの個性は個人商店がつくる

「〇〇市(町)ってどんなまち? 何がある?」という質問に対して「何もない」と返答するのは地方でよくあるパターン。
湖南市はまさにそんな答えをよく聞きます(よく聞きました)。

テーマパーク、大きな商業施設、わかりやすい産業、そこにしかない観光資源があると、まちの個性・特徴を人に伝えるのは容易いでしょう。

ただ、そういうのがない自治体もある。
それが、湖南市である。どーん!

湖南市に来たころに、湖南市がどんな場所かをいろんな人に尋ねてみたが、ほとんどの人が「特に何もない」と答えていました。

何もないわけではなく、特に何もないのです。
2018年当時、マクドナルド、モスバーガー、TSUTAYA、イオンビッグ、ホームセンター、平和堂x3、そして、そんなにいらんやろってくらいのドラッグストアがありました。

どのまちにもあるであろうお店は、ほぼある。ただ、これ!というものがない。でも、おもしろい個人商店は実はいっぱいあるし、どんどん増えている。

湖南市という単位では小さい良いお店がたくさんあってもなかなかインパクトは弱いかもしれませんが、「石部」「菩提寺」「岩根」などエリアを狭めれば、「石部ってなんかいいところだよね」って言ってもらいやすくなる。

小さいお店、個人商店がたくさんあるとその街の個性になる。本当はそこに住んでいる人たちも多様で地域によっても違うんだから、それだけで街の個性になると思うけど、住民は街の特徴として表出しないので、やはり個人商店が増えることが重要だ。(家で仕事しているとこれまた表出しないので特徴になりにくいと思っている)

そして、個人商店とは、店主である。店主に会いに行っていると言っても過言ではない。

マメコーの店主は長砂ではありません。それぞれのイベントを企画・運営している人たちが店主です。マメコーはお店は1つだけど、店主はいっぱいいます。タイプもバラバラです。マメコーを通して、いろんな店主(個人商店)が街に表れること。これが石部をもっともっと楽しくするための1つの方法だと信じてます。


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