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おこさらまんち、お願いします。

かわいい。

もう、言葉がかわいい。 

響きがまたいい。

あまりにも愛おしい言葉すぎるよ。

しかも言いやすい。
口が気持ちいい感じの言いやすさ。
癖になって、書いてあるのを読み上げる時でさえも間違えてしまいそう。

もう一回言って?
え?
なに?
もう一回だけ言ってくれない??
ごめん、聞こえなかった(ウソ)、大きな声でお願い。

こまめ「ママのおこさらまんち、どうぞー」

小さな手で、おもちゃのカップを差し出してくる。
カップの中にはスパゲッティが入っているらしい。
100均で売ってるプラスチックのチェーンをスパゲッティに例えていると思われる。

こまめ「はい、ママはこれ使って食べてね」

そう言って、こまめちゃんはいつもおもちゃの包丁をわたしにくれる。
いやいや、包丁で食べれへんやろ。(関西弁使ってツッコミたいだけ)

でも、そんなところもかわいい。

先日、はじめて「お子様ランチ」と名付けられたものをレストランで頼んでからと言うもの、こまめちゃんはずっと感化されているらしい。

はじめて自分のために用意された外食が嬉しかったのかな?
それとも列車の形をしたプレートが気に入ったのかな?
それともおまけのおもちゃなのかな?

るんるんで2歳の誕生日プレゼントに買ってもらったキッチン台で、[おこさらまんち]を作って、ソファーで待っているわたしのところへ届けにきてくれた。

このやりとり、何回するのかな。
スパゲッティ以外は無いの??笑

でもついつい、こまめちゃんのいい間違いを聞きたくなって我が家の小さいコックさんに注文してしまう。

わたし「おこさらまんち、お願いします」

こまめ「はーい、少々お待ちくださーい」

次は、ハンバーグやコロッケを出してくれてもいいんだよ。
でもきっと、こまめちゃんが大好きなスパゲッティを届けてくれるんだろうな。
自分が好きなものを誰かにあげられるってすばらしいね。(もはやただの親バカ)

花野まめこの子育て日記 その1
「おこさらまんち、お願いします」

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