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私の父は年下 1

私の父は
40才でこの世を去った。

私が13才になる手前。

怒ったら怖いけど、
私に甘々な優しい父だった。

釣りが好きで
船を持っていて
何度か私も乗せて貰った。

パチンコが好きで
私も連れて行かれ
店の周りで
1人で遊んでいた記憶がある。
今なら考えられないけど。

麻雀も好きだった。
行きつけの雀荘もあって
なんとなくそこに行った記憶も
ある。

動物好きな父は
なんでも拾ってきてしまうたちで、
家には猫が8匹ほどいた。
犬も外に1匹いた。

旅行にも毎年
どこかに連れていってもらったが
父は交友関係も広く
友達ともよく遊びに出ていた。

趣味の多い、
遊び人の父に対して
母は怒って、
3人で乗っていた車内で
「私と麻雀どっちが大事なん!」
と、
アホな事を言って
「麻雀!」
と即答されて泣いていた。

その時はハラハラしたのも覚えているが
今思い出すと
めちゃくちゃ笑える話だ。

きっとこの類のセリフを
言うことはもちろんなく、
聞くことも
アレが最後だろうと思う。

そんな感じで
父は人生を楽しみまくっていた。

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