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広報の助っ人「豆本」⑦〜私の思いを大学生にこう伝えています 『山口市Cafe豆本』構想〜

山口県山口市に住む大学生の皆様が豆本(まちづくり広報の助っ人出版)づくりに関心を示し、自ら取り組もうとしている。

これはおもしろいことになるぞ。

実は、山口市は、今年に入り、突如、2023年の岩手県盛岡市のように、アメリカのニューヨーク・タイムズに「2024年行くべき」と推されてしまった。

ペリー黒船外交やマッカーサー占領軍のように、外圧を常に意識する日本人意識もあり、このアメリカ発のニュースは、いとも簡単に全国津々浦々にテレビ中継され、観光都市ではない山口市でも少しばかり話題になりました。

それから3カ月ほどがたちました。

冷静に考えると、山口市民よりも、山口大学や山口県立大学に進学した学生の親御さんたちが1番驚いたかもしれない。

「えっ、あの山口市が」と。

そうした予期せぬ追い風を受け、数年ストップしていた山口市での大学生豆本プロジェクトが動き出しました。

しかしながら、昨年来、入退院を繰り返す私は、豆本制作に関心を示してくれた大学生チームに応えることができていません。

皆にまだ一度も会っていない。体力的にきつくて、山口市に行けていません。

やれたことといえば、
①豆本の献本
②過去の新聞記事やテレビ動画を共有
③過去4回にわたる豆本クラファン事例紹介
④制作スケジュールの提示
⑤オンラインミーティングでの説明
⑥大学生豆本編集長経験者の紹介

今はこれぐらいですね。
でも、これでよいとです。
まちづくりの活動は焦ってはだめ。
「途中参加OK、退出OK」といったゆるさが1番大切なんです。

一部のリーダー的学生とは、LINEで個別に連絡を取り、意思疎通を図っています。

今時点で決めたことといえば
・人気のカフェを取材対象とする
・記者体験のプレ取材会を行う
・Cafe豆本発刊は今年の秋か冬

喫茶店を取り上げるとなると、必ずたばこ問題が浮上します。

創刊号の「徳山駅旅グルメ豆本」(2020年4月発刊)でも実際にありました。

「古い喫茶店(昭和の純喫茶)に入ってみたいが、生理的にたばこのにおいが苦手」

「喫茶店は外から中のお店の様子が見えないので、入りたくても入れなかった」

当時の高校生記者から声が上がりました。

確かに、確かに。

私がよく行った喫茶店のモーニングどきともなると、常連客によるたばこのけむりが店内に充満していました。

あれはつらかった。

かつて愛煙家だった私も今はきつい。

なので、豆本では、
たばこを座席で吸えるのが喫茶店、全席禁煙なのがカフェと規定しています。

誌面紹介 創刊号「徳山駅旅グルメ豆本」
モーニング特集


今回、山口市の大学生たちがよく行くカフェやこれから新規開拓したいカフェに絞って、取材することに決めました。

「自ら考え、自ら行動する」大学生の〝記者魂〟を楽しみにしています。

そう考えると、初めての人にどんどん会い続け、旬のニュースを作り続ける「記者」っていう仕事はすごいな。

自分が約15年も経験したなので。

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