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55歳の私が若者たちに何を伝えられるのか(21)「競争」

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いつものバス停に人が集う。
私は2番目。
気づくと、背後や横に10人弱。

都会と違って、列は作らず、バス停に来た順番に関係なくバスに乗り込み、好みの座席を狙う。
女性は年齢的に関係なく、素早い。

バスは相変わらず、遅延だ。

渋滞必至だ。

私の場合、マイカー通勤の日を除くと、競争はこの朝のバス停から始まる。刺激的すぎる。女性がほぼ9割か。

二男は近く全国模試に臨む。
福岡の民放テレビでCMしているやつかもしれない。

人生とは、ずっと、競争かもしれない

会社や役所でも、老後の田舎暮らしの直売所ビジネスでも、本人の意思とは関係なく、競争がある。

役職への昇進もそうだし、直売所ではよく売れる惣菜や果樹がある。袋には生産者の名前入りだから、固定客がつく。

競争が嫌な〝ノンキャリア〟大人もたくさんいるが、その子やその孫は競争社会で力強く生き抜く人もいるから不思議だ。

私が20分後、次に乗るのは今乗るバスと同系列の電車。
こちらの車内は元気な高校生の多くが席に座らず、友達と一緒に立っていることが多い。

私は55歳だが、私より年上の方も多い。

通院だろうか。
夜勤の仕事明けだろうか。

いらぬことを考えてしまう。

やはり、渋滞だ。
皆遅れて大丈夫なのか。

他人様ではなく、自分の心配をしよう。



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