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SDGsバッジのおじさんって…(察し)


SDGsバッジ

 
カラフルなドーナツ型のバッジをスーツにつけてるおじさん、テレビの経済界ニュースとかビジネス街とか電車の中とかで時々見かけますね。あのバッジは社章でもなく、もちろんおしゃれのブローチでもなく、SDGsの17の目標をくるっと丸めた形状だとご存知でしょうか。

仕事で、NPOや環境省や国際機関も方とお会いする機会もありますが、SDGsバッジを付けている人ってまず見たことないですね。私も長くサステナビリティの仕事をしていますし、それなりに真剣に自負を持って取り組んでいるつもりですが、普段バッジはつけていません。

それに引き換え、失礼ながら「お前絶対にSDGsのことなんて考えていないだろ?」と思われるサラリーマンの偉いおじさん達がバッジを付けているのを見るたび、滑稽だなあと感じています。

何なんでしょうね。
経済界が推してるから、よく分からないけどつけてるんでしょうかね。
当社では、会長(おじいさん)がバッジを付けているので、社長(おじいさん~おじさんの中間)も付け、それを見たおじさん達も自分達も付けておこうという感じに見えます。←わたし調べ
 

そもそもSDGsって


SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」です。「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」をキーワードに、2030年を期限とする世界共通の17の目標で、貧困や飢餓、人権、地球環境といった課題に対し、経済を持続可能(サステナビリティ)に発展させることを目指しています。

SDGsが採択される前には、2015年目標のMDGsという8つの目標もあったのですが、あまり知られておらず、達成もできませんでした。国連がさすがにこのままではまずかろうと、SDGsは大々的なキャンペーンを行って、ここまで知られるようになったので、周知という意味では成功したと思います。
 
SDGsにはいろんな形があります。

個人的に、一番分かりやすいと思っているのは「ウエディングケーキ」モデル。
スウェーデンの研究者が考案したそうなのですが、SDGsの17の目標を、上から「経済」「社会」「環境」の3つの階層に分けたもので、「経済」の発展は、生活や教育など「社会」によって支えられ、「社会」の継続は、水や大気や自然資本の「環境」によって支えられていることを表しています。
17の目標はバラバラでなく密接に関わっていることをケーキのような形になぞらえて表されています。
 
ちなみに、目標の1は「貧困をなくそう」で赤色。なので丸いバッジの一番上は赤です。
おじさん達知ってるのかなあ。
バッジを付けても付けなくてもいいから、17の目標(その下のレイヤーに169のターゲットもある)をまずは理解して前向きに取り組んでほしいと思っています。

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