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【ポケモンSV】推し増し+箱推し待ったなしのポケモン最新作について

 こんにちは。今回はポケモンスカーレット・バイオレットについて語っていきます。
 昨年末発売され、大ヒットしたポケモンの最新作。紫ってなんかかっこいいよねーという理由で筆者はバイオレットをプレイしました。
 ストーリークリア出来れば良いかなというライトなスタイルでポケモンを毎度プレイしている筆者ですが、エンジョイするあまり気付けばポケモン図鑑を完成させていました……。

引用元:ポケットモンスター バイオレット


 タイトルにも書きましたが、今作は魅力的なキャラクターばかりでして。それ故に彼らが織りなすストーリーもまた一段と面白かったです。
 3つのルートから成る物語はどれも素晴らしくて、それはもう丁寧に1つずつクリアしてはしっかり泣いてしまいましたし、魅力的なキャラクターが多すぎるあまり、推し増しなんてレベルでない程に全員にどっぷりとハマってしまいました。サムネのイラストも誰にするかめちゃくちゃ悩みました……。
 その1つ1つを出来る限り語りたいので、お時間のある方は何卒お付き合いくださいませ。ガッツリ内容に触れますので、本編ストーリーをクリアしている方に推奨です。




物語の面白さ

 友達(ライバル)3人それぞれにフォーカスした物語と、そこから繋がる本編ストーリーに全員で挑む構成となる今作。彼彼女らが抱える三種三様の悩みを、べらぼうにバトルが強い主人公が最強パワーで解決していくポケモンらしい物語は爽快でとても面白かったです。

 その中でも1番印象的なのは、やはり最終決戦にも大きく関わるペパーの物語です。ペパーというキャラクターの生き様は壮絶でした。
 というのも、全ての物語を見終えてまず、「ハッピーエンド風だけどペパーは辛すぎるよね⁈」と思ったんです。不遇と言わざるを得ない過酷な人生を歩み、覚悟を決めたその先では実親に会うことすら叶わず、それでも前を向こうとするペパーというキャラクターがあまりにも凄すぎて……。

 同時にフトゥー(オーリム)という、悪の組織よりも悪しき人間の凶悪さが際立つと感じました。一見子供を愛する気持ちを持った親なのですが、その実自身の研究のために息子を放置したり時代を超えたポケモンを解き放っては自由の旅に出るという、バリバリのネグレクトサイコパスムーブをするキャラクター。悪の組織よりよっぽどリアルな悪で、私にはとても怖く感じました。
 しかも本人は自身の悪にそこまで自覚がない様子なのがまた恐ろしく、彼(彼女)が爽やかに去って行くシーンでは「待て!!何も解決してない!!ボン・ボヤージュじゃないって!逃げるなああ!」と某炭○郎さんばりに叫んでしまいました。もっと名前を呼ぶとか、抱きしめるだけでもしてあげてほしかった……!

 この強烈な光と闇のコントラストがペパーというキャラクターの魅力を深めてくれましたし、悪の組織のいない物語の悪を演出する深みになっていたと思います。ペパーという出来た人間……彼を好きにならん人いるんですか(いやいない)。
 しかし、バグっぽい演出が大好きな筆者としては最終決戦の演出が好きすぎました。波打つセリフ等、メタ的にもワクワクする不気味さが過去1好きなラスボス、そしてラスボス戦でした。


 そして言わずもがな、ボタンやネモの物語も素晴らしかったです。こちらは学生の青春らしい爽やかなストーリーが素敵でした。
 同じ境遇にある数少ない友達のために無茶をするものの口下手なボタンは、陰キャの解像度が高くてニヤニヤしてしまいました。スター団の面々と話す時のピアノのBGMがこれまた泣かせてくる爽やかさで……、すごく良かったです。

 そして、ネモは主人公よりも主人公らしいと思うキャラクターでした。正確には「(メタ的に)主人公の前にこのゲームをオールクリアした主人公」と感じたと言いますか……。そのような、熱血で元気で意欲的という完璧な主人公らしさを持ち合わせる彼女と、主人公が相対するという構図がめちゃくちゃアツくて最高でした。「ネモ ヒソカ」で検索しまくってたことを謝りたくなりました。



推さざるを得ないキャラクター達

 ここまでの内容もキャラの話をしてきたような感じですが、ここからはさらに他数名のキャラクターをピックアップして彼彼女らの良さを語らせていただきます。
 ちなみに余談ですが、ここには書かないチリというキャラクターについては、あまりにもハマりすぎて長くなりそうなので別途記事を作成予定です。

・レホール

 こちらは、学校に1人はいるであろう「学問にのめり込むあまり人間性がヤバい教師」枠の人です。真っ直ぐすぎて逆に歪んでる性質がとても魅力的なキャラクターです。
 まだ右も左も分からない頃、初めて職員室に行って先生に話を聞こうとしたところ、
「貴様はここで時間を浪費するのか」
と、第一印象最悪の出会いをしたことが本当に面白すぎてですね。生徒にかける言葉とは思えない……(笑)。生徒のこと貴様って呼ぶの、酷すぎて大好きになっちゃいます(筆者は性格の悪いキャラが大好きなので)。
 彼女のことが好きすぎるあまり、授業中の問いに絶対正解したくて学校中の本棚を読み漁ったのですが、全然書いてない話をするので笑いました。歴史の先生って教科書にない話をする人が多いイメージ、あります(もちろん記載している話にも触れてくれるので、予習は無駄ではないですよ)。


引用元:ポケットモンスター バイオレット

 何より生徒を利用して厄災ポケモンを復活させるというイベントが最もヤバすぎました。もしかして貴女、今作の悪の組織のボスですか?そんな隠す気もない悪の性質と、クックック……が笑い声という敵キャラ風のクールな振る舞いが本当に魅力に溢れていて大好きです。嬉々として杭を抜かせていただきました♪


・ジニア

 ふわふわした可愛い担任の先生。と思いきや、学校最強大会でどえらいクールなキメ顔を見せるギャップの鬼。彼の沼は深かったです。ゆるやか系男子って呼ばれるあざといキャラなのに、突然「」を見せるのやめてください、心臓に悪いので(意:もっとやってください)。優しくてかわいいのにバトルではカッコいい……もし現実にいても魅力的に思えるキャラクターですよね。先生、もしかして知らぬ間にガチ恋勢の生徒とか生まれてませんか?

引用元:ポケットモンスター バイオレット

 ジニア先生とたくさん話したくて図鑑を急ぎ完成させたのですが、事務的な話のみで全く隙を見せてくれませんでした。彼らしいっちゃらしいですけど……!(笑)DLCでもっとプライベートな部分を見せてくれることを切に願います。


・ナンジャモ

 属性鬼盛りのジムリーダー。なんと、ボクっ娘自信家ギザ歯萌え袖配信者というやりすぎっぷり。そんなの絶対好きになっちゃうでしょうが。
 歯を見せるニヤッとした笑い方や、自己肯定感高めで強気な性格がとてつもなくかわいいです。また、それらがキャラ付けのための振る舞いなところも魅力的。そしてシルエットだけでも誰かすぐに分かるようなキャラクターデザインも素晴らしいですよね。二次元のキャラとはこうであって欲しい、という夢の塊のようなキャラクターだと思います。
 また、ゲームそのものの内容ではありませんが、発売前に配信されたドンナモンジャTVの動画で見ることのできるナンジャモがとっても可愛くて大好きです。

 某ファイルーズさん?のようなお声(正式発表は無し)があまりにもピッタリすぎて本当に可愛いんです。ゲームをプレイしている時も脳内再生されるほどハマり役でした。
 そして動画のCGも素晴らしい出来で、ゲームや設定画よりやや等身が高めのデザインがとってもかわいいです。ゲームのCGも好きなのですが、これはこれで違った魅力があり、発売前から好きになれる2度美味しいキャラクターでした。


 他にもオルティガ、アオキ、オモダカ、グルーシャ、カエデ、ミモザ等……好きなキャラが多すぎて困るゲームでした。全員分書くのは長くなるので割愛しますが、とにかく魅力的なキャラクターばかりの素晴らしいゲームです。


総括

 今作はオープンワールドのポケモンということで、主人公がトレーナーの頂点を目指す一本道を進むこれまでのセオリーとは違う作りになっているところが面白かったです。主人公はあくまで自由に生活しており、友達のお願いを聞いていくうちに色んなことに巻き込まれていく作りが個人的には楽しく遊べました。レベル設定がある以上、順路のない自由なオープンワールドとは言い切れない作りではありますが、従来よりは自由度は格段に高かったと思っています。

 メインの舞台が学校なため、青春群像劇が魅力の今作。学校そのものに通うことはほぼ無いので正確には学校の要素がある学生という立場、といった感じですが、学生時代にしかない楽しさを想起させるワクワクする展開が面白かったです。学生らしいパートがもっとあっても良かったなと感じますが、オープンワールドの性質上、学校というフィールドに閉じ込めるのは難しいのかなとも思います。ただ、予告のあったDLCが学校イベントっぽいので、この点は楽しめるのかもしれません。DLC、ワクワクしますね!

 その他、今作の個人的にめちゃくちゃ好きなポイントはBGMピクニックです。
 まず、とにかくカッコいいBGMが多くて、曲がテンションを引っ張りあげてくれるシーンが多々ありました。1番好きな曲はエリアゼロのフィールド内ミュージックなのですが、他にもvsスター団ボス vs四天王、vs準伝説、vsマジボス、vsラスボス等……つまり全部大好きです。
 エリアゼロのBGMは荘厳さ不気味さが共存してて、あの曲が聞こえる中、見たことのない機械仕掛けのポケモンに囲まれる悍ましさには大興奮しました。怖くて1番綺麗な曲で、本当に大好きです。

 そして、今作のお料理要素・ピクニックがとても楽しかったです。なぜなら筆者はパンが好きだからです(食の好み)。めちゃくちゃ操作が難しい料理も楽しくて、意味もなくピクニックを開いては遊んでいました。あと現実でもお腹が空いてサンドイッチを作る頻度が多くなりました。ポケモンカフェメニューでリアルなサンドイッチもぜひ出してほしいですね。

 バグの影響でややもったいないところも多かったゲームですが、総括するとめちゃくちゃ楽しくて最高でした!今後出るDLCもとても楽しみです。残された謎の解明や新しいキャラクター等に期待しつつ、そわそわしながら配信開始を待ちたいと思います。




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