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vol.19「つまり・・・」ここがファシリの腕のみせどころ。

 ファシリテーションを学び、日々実践する中で自分の課題が見えた。
それは、「つまり・・・」をいうときに相手の顔色を伺ってしまうこと。
その一瞬、ベクトルが自分に向いてしまっているのだ。

※ファシリテーションとは…仕事の会議等で話し合う際に、場を盛り上げたり物事の本質を追求し問題解決に導くための「戦略・戦術・作戦」である。会議に限らず、家庭やプライベートなど、ありとあらゆる場面でこのファシリテーションが役に立つ。

相手の表情を見て、相手が腑に落ちていないと感じてしまったら、ますますだらだらと自分の思いを言ってしまう癖が今日見えた。

解決方法としては、
①間を置く
②自分の思いはほどほどに。ほかの人に振る

①間を置く
わたしは、自分の思いが高ぶってしまうと、わーっと切れ目なく自分の思いを伝えてしまう。
そうではなくて、相手の話を聞いたうえで一番伝えたいことをひとつ、言う。
一番伝えたいことを見つけるには、相手のエネルギーがのっている言葉に着目するのが一つの手だ。
そのあと、その言葉を言われた相手がどのように出るかを観察することが大切だと気付いた。

相手はその言葉について考えたいのかもしれない。
それとも、反抗したいのかもしれない。
自分の中に落とし込めようと必死なのかもしれない。

つまり、ここで大事なのは、自分の心に余裕をもつこと。余裕があるから相手のしたいことも見えてくると感じた。

②自分の思いはほどほどに。ほかの人に振る
①の「間を置く」とも関連するが、場というのはファシリテーターだけでなく、参加するみんなで作り上げていくものだ。

だからこそ、作文用紙で言うと2~3行くらい、ファシリテーターは自分の思いを伝えたあと、「〇〇さん、どう思う?」と相手に振る=相手に頼ることで相手の思考の整理にもつながると感じた。

 ファシリテーターは相手の表情や感情を瞬時に見極め、時には場を盛り上げ、本質をつき、その場にいる参加者同士をつなげる接着剤のようなものだ。

だからこそ、ファシリテーター自身の思いを大切にしながらベクトルを相手に向け、みなが繋がる感覚を味わえる場を提供することが大切であると身をもって感じた。

毎日、勉強。日々是好日なり。

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