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ビジネスケアラー

ビジネスケアラー、ワーキングケアラー

今私がとても気になっているワードです。

お仕事しながら介護をされている方のことですが、おかれている状況は人それぞれです。

勤め先に介護のことを伝えていて、いろんな制度を利用して周りからの協力も得られている人。
職場の人達は知ってはくれていても、そのフォロー体制ができていないが為に協力が得られないでいる人。
周囲の人に話すこともできない、また公的な支援制度も利用できないでいる人。

数年前、母がこの世界から旅立つまで、私もビジネスケアラーと言われる一人でした。
私の場合は母の介護のことを職場や友人に話すことができず、介護申請もなかなかできなくて、どこにも頼ることができないまま何年も独りで抱え込んでしまっていました。
ただ、急に母の具合が悪くなって仕事を休まなくてはいけなくなってしまったり、予定の変更をしなくてはならなかったこともあり、周りの方々も何となくは察してくれていたようです。
友人達もいつも気にかけてくれていました。
とってもありがたかったのですが、でも、やっぱり具体的なことなどは話せないままでした。
心と身体のしんどさを声に出せたら良かったのですが・・・

noteでもいろんな状況の方々の介護に関する記事を読ませていただいています。
介護に向き合っている方々は立場も状況も考え方も価値観もみんな違いますが、それぞれに懸命に自分を保ちながら大切な人の為に頑張っていらっしゃることが伝わってきて心から応援したくなります。

2023年3月に経済産業省が日本全体でのビジネスケアラーの人数や経済損失についての将来推計を公表したそうで、2030年には約318万人がビジネスケアラーとなり、ビジネスケアラーの離職や労働生産性の低下に伴う経済損失額は約9兆円だとか・・・

介護に関わる問題がますます増えていく時代の中で、自分なりにできることって何だろうって考えてしまいました。
介護を担っている方々の心のサポート。
ビジネスケアラーの方達が介護離職しなくてもいいように、また介護離職してしまった方の為のフォロー。
そんなことが思い浮かびました。
実際にそういったことに力を入れている会社もあるようです。
先日私も会社の上司にそういうことができないかと相談してみました。
その人は福祉関係のプロでもあるのですが、その人のレベルが高過ぎて
私の発想のずっと上をいく答えが返ってきてしまいました(^_^;)
私としてはもう少し身近な回答を期待してしていたのですが・・・

この記事を目にしてくださった方で、そういうサポート的な活動、お仕事などされている方がいらっしゃったら、どんな風に活動されているのか、今後目指しているところなど聴かせていただけたら嬉しいです。

本当に自分に何かできるかなんてわかりませんが、今の想いをこのnoteで語らせていただきました。

読んでくださってありがとうございます。

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