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わたしらしいじゃない?

天気雨、狐の嫁入り。

呼び方はなんでもいい。

淡い日がわたしを差す。

窓のそばに居て。
窓が濡れていて。

差す光が床にまるで水面に書いた幾何学模様のような滲んだ像を結ぶ。
揺蕩うみたいにあいまいでやわらか。

水底から見上げたみたい。

日常を切り取っただけなのに、日常を忘れさせてくれるそんな瞬間。

こんな時にコーヒーがあったらなぁ。

つい贅沢いっちゃって、台無し、なんて…。

わたしらしいじゃない?

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