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仕事なのか?遊びなのか?

立春を過ぎましたが、まだ風は冷たいですね。
こんにちは、おさんぽです。

このところ、自身の転職について投稿してきましたが
私に仕事を語る資格はないと自分でも思います。
これまで
新卒後の3年間を除き、30年の間に、足かけ20年ほどの、
パート勤務しか経験していませんし、
当然ながら その道の専門家でもありません。いいかげんなモノです。
しかも、薬局という限られた分野の、ささやかな経験に過ぎません。
なのに、
なんとまた、またも仕事について書かせていただきます。
なんか知らんけど
割と前から 仕事と遊びについては、考えては いたんですが、
コロナ禍で
仕事をするということ、その言葉が妙に主張してきまして。
仕事なの?それ、仕事なの?

エノコログサ

集まらない。なるべく移動しない。
業種や業務によっては、事業継続が難しくなっている。
先行きも 誰にもわからない。
仕事であれ何であれ「これまで通り」は困難だ。

同じようにはできないとして、どう変わればいいのだろう?
自分に必要かつ可能な変化があるとして、何?
既に 色々と取り上げられ済でしょうが、婆さんスローなもので
今更ですが
力学を起点に 仕事について 整理してみました。 

仕事とはなんだろう?!
例解新国語辞典第6版によると
働くこと、職業。物理用語では、物体に力を加えて位置を変えることを指す。そう、力学。皆さん思い出しましたか?
https://juken-philo.com/shigoto/
↑こちらの受験物理解説のページを参考にさせていただきました。

皆さんご存じでしょうけれど
力学でいう仕事(仕事量)は、「力」×「移動距離」
以下、引用です。

仕事を扱う時には3つのルールがあります。それがこちら。
仕事の3つのルール
ルール1:仕事は物体が移動する向きを正として考える
ルール2:物体の移動方向に垂直な向きの力は仕事をしない
ルール3:仕事は移動するルートによらずに一定

前にも書いたのですが、私、物理は苦手でした。親が物理を教えていましたから、余計に苦手感が凝り固まっております。が、しかし
あらためて、こうして見ると 仕事とは、モノに力を加えて動かす、変化をさせることなのだ、と なんだか納得する。
古いね、と笑われるかもしれない。笑われますね!まあ、古いほうです。
ですが、触れていないものには 力は働かない、と単純に思ってしまうわけです。
今や
「〇レ■サ」で〇マゾンにクッキーを注文出来たり、
会社でお家のエアコンをつけたり消したり。非接触で、いくらでも
モノが動く。
うーん。ホントいうと全然わかりません、なのですが
始まりは、ごく小さな力。その力が伝わり、増幅し離れた場所でものを変化させ、その動きは細やかに制御される。その技術は、更に磨かれていくでしょうし、それは、やはり動かすという「仕事」で、大きな需要がある仕事。
その仕組みは、私には理解不能でして、御免。

子どもの頃、社会科で、一次二次、三次産業という分類を習いました。
現状、社会のレイヤーが複雑になってきて
モノの始まりから消費者までにいくつもの「仕事」を通過する。1,2,3どころではなくて、上下左右斜め、いろんな方向から相互に影響し合っている。
今はどのように分類しているのでしょうか?

苦手な私が言うのもなんですが、力学における仕事の捉え方はシンプルですね。ということで、一回シンプルにしてみようと、以下のような感じで 
順不同に混ぜ込んでいます。

① 仕事を量るとすれば?成果と、仕事にかけるエネルギーは、イコールに
  なるはず
② 仕事の向きが正なのか負なのか?どっちにむかっているのか、の意識
③ 仕事の向きに垂直方向に自然にかかる力は、仕事量に影響しない。
  「私」における「遊び」は、俯瞰目線を産む。
④ まとめ
  ・仕事の方向を揃えて、面に集めるための理念はあるか。
  ・余裕を持つこと。全体を俯瞰で見ることができ、マイナスでない
   遊びの力が、仕事を引き寄せ、大きくもする。
   さて、まとまるかな、話、、 頑張ります❣ 

冬の晴れた空

① 狭義の「働くこと」という意味の「仕事」は、いわば自分の体を自分の熱量で動かし、何かを動かす(変化させる)こと、だろうか。
仕事量の単位は熱量;ジュール。熱量は仕事の量に対し常にイコールなんですね。余ったりしない。動かす出来高に対して、力は必要最小限。当たり前、なんでしょうけど、私、改めて考えさせられた。
ここで、参考にして頂きたい note記事があります。

能見投手のプロのピッチャーとしての「仕事」の捉え方が興味深かった。
2021年1月25日号 週刊ベースボールのインタビュー記事の引用を要約すると

十分な準備をして臨む。すると 結果を納得して受け入れることができる。

現実には、いかにポテンシャルが高くても、あっちこっちから力が働き、思ったようにいかないことが多いわけだが、準備が十分であれば 結果について悩まない。悪い結果を恐れれば 一生マウンドには上がれないではないか。
何をすべきか解らない時には、練習グラウンドを探す。少し時間を要すかもしれないが、準備として、考えたり調べたり、十分な練習を重ねる。
そうやってエネルギーを醸成し、前の失敗にこだわらず、的へ向かって投げてみる。不良な点は改善し続ければいい。自分の「納得」がイコールなのかな、と考えた次第です。

②単純な力学モデルには収まりきらない仕事で、キーになっているのは、繋ぐ役目。ポチっとタップするだけで買い物が完了する仕組みを作っている人々と、非常に柔軟に、いくつものレイヤーをまたいで、効率的に仕事をしている「仕事」の起業家=スタートアップベンチャー
仕事を生み出し、次につなげるエネルギーは小さくても、少し先にある確固たる目標、それは 求められている、こうなっていくべきだという理念や信念が、多面的な仕事を一つの方向に一緒になって押すことで、実際に変化を生み出している。

彼らこそが モノを動かしていると言えますね。こんな需要がある、こんな役割が必要だと思ったら、作ればいい。
今後は、既存企業も巻き込んで、これまでの当たり前が見直され、益々効率的にモノが動かされていくのだと思います。

食べチョクをご存じの方は少なくないと思いますが、現実社会に必要なコトやモノについて考え、切り開き、ぶち当たり、乗り越えようとしている若者の言葉は、仕事について考えさせられ、大変勉強になりました。記事をご紹介させていただきます。ご参考までに。

力学では、正の方向は一方向であって
進む方向、進むべき方向がいくつもあるということはない。力が分散されてしまう。反対方向に働く力、摩擦も必ずある。
誰から見た正なのか。
皆が同じ方向を向いて、荷物を運ばなければならないのは当然解るが、なぜこうやって そっち向きに押しているのか 理由を共有できていないケースがある。儲かるかどうか、は重要だが こっちが正の向きだよと 皆が解る何か、「必要とされている何か」を実現するんだ という理念がしっかりしていれば 思いっきりエネルギーを注げるのではないだろうか。

③ 前項に関連して、現代社会の人間の仕事は、かく言う複雑なもの。
いくつかの方向性をプロジェクトに抱合しているケースもあり、リーダーは
役割分担を振り分け、それぞれの目指す「力」の向きを指示し、結果を「仕事量」として量り、評価し、前進させなければならない。理念共有はもちろんだが、役割を担うそれぞれの適性が重要なのは申すまでもないこと。

リーダーの仕事は、点に働く「力」を面に集め「圧力」にして、大きなモノを動かす指令塔の役割。
「力」と方向をコントロールするリーダーがいなければ、バラバラなままで、仕事にはならない。
誰でもできる業務もある。対応力強化のため何でもやってみるってことも
あるだろう。適性に見合ったことであれば「力」は最小限で、持続しやすいし、思った以上の成果が実るかもしれない。

「力」の向きと、点にかかる力の数=大きさの管理が結果を左右する。
メンバーの質も重要だけど、量もいりますよね、人間、消耗するんだから。

少なくとも、どんな戦力が必要なのか、リーダーが解っていなければお話にならないし、十分な戦力が整わないと 綱引いたところで すぐ負けてしまっておもしろくないでしょ?リーダー一人で頑張ったって、そりゃ無理でしょ。
メンバーそれぞれには、自然に働く力がある。水平に右へ移動が正ならば、上下に働く垂直抗力。そのもののエネルギーの重み、ですが 人それぞれ
惹かれる事柄、リラックスした状態で無理なく引っ張られる方向があって、それは仕事の向きとは違う方向に働くが、正方向の仕事には影響しない。「遊び」の「力」、余裕といえるかもしれない。
個性、多様性をインクルーシブに包み、かつスムーズに仕事を進めるには、この余裕、自由に浮き上がったり沈んだりして俯瞰で見る視点がそれぞれにあることが大事なんじゃないだろうか。そこから、仕事を前進させるアイディアや建設的意見が出てくる のではないだろうか?
自分の中の「遊び」は 必要だと思います。
自分を大きくさせ、自由なエネルギー、ポテンシャルをあげてくれる。
結果的に、仕事全体の持つエネルギーが大きくなる。
向かうべき方向はひとつでも、着眼点が増えたり、まずい点に気づくことが出来たりする。
可能な範囲で ふっと荷物を押す手を放して、引っ張られる方へ 浮かんでみて。それは、仕事を進める「遊び」の「力」だと思うのです。
もちろん、大勢で集まる、騒ぐ、はできませんが、感染対策を十分してね。

④理念共有と質的量的余裕。それが可能な職場が、求められる仕事を 推し進めていけるんだと思います。 

例えば、薬局ではどうか。
基本は、お店ですから 求めに応じて「売る」わけですが、「はいどうぞ」と 短く簡単に行かないこともある。手順を踏まないといけないのですよ、普通の商店と全く一緒、ではないのでね。「健康増進法」に基づき、利用者の健康増進に寄与する義務があります。制度や関連法は度々改正される、新薬や新たな治療法もどんどん登場しますので都度変更したり、知識をアップデートしなければなりません。
ベテランでも知らない薬は、そりゃあります!何千種類とあるんですから。
限られた範囲でありますが、今後 オンライン化が進む社会で、私達に求められる仕事も変わっていく。医療職間のみならず、他職種との連携も積極的に進めなければならない。
だからこそ、少し先の社会で、有用なデバイスになる、必要とされる方向に変わっていくんだ。
くどいですが、私はパートの婆さんに過ぎません。
が、
そんな視点を持ちたいと 思っています。

ジャスミン

出勤調整など、偶然、時間的余裕を得た方もおられるでしょう。
今の仕事の方向、そのさらに先にあるものは 何でしょう?
3月を無事に終えたら、4月 新たな年度のスタートですね。
みなみなさま におかれましては
準備を怠らず、その「力」を発揮されますことをお祈りいたします。

長文をお読みいただき ありがとうございました。

おさんぽでした。