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忘れられないことは無理に忘れようとしなくていい

忘れたいけど忘れられない過去。
誰しもそんな過去を持っていると思う。

私もこれまで生きてきた中で
忘れられない過去はある。

よく、他愛もない話をする美容師さんに
「忘れられない時どうすればいいですか?」
と聞いてみたことがある。

その美容師さんはこう言った。
「そういう時はとりあえず寝ればいい」
かっこいい響きだった。

頭の中がモヤモヤするなら
寝ることで一旦忘れられるし、
頭もスッキリするからいい事だと
腑に落ちた記憶がある。

ただ、目を覚ましてからも忘れられない時は
どうするのかが気になる。
そういう経験、実際にあったけれども。


私の場合、忘れないでそのままにしておくのが
最も良い手段だと思っている。

思い出は思い出として残しておき、
しかしながら、過去は引きずらない。

思い出に蓋をしておくのが一番いい。

その蓋は永遠に開くことがないかもしれないし
なにかのきっかけで開くことがあるかもしれないし
猫も杓子も知るよしがない。

これからの人生、そういう苦い記憶が
たくさんあるかもしれない。
そんな時は、美容師さんの言うように
一旦寝てみようと思う。

もし、夢に出てくるほどの鮮明な記憶なら
その蓋を開けることを検討するだろう。

そして、もし私が美容師さんなら、
「夢に出てきた時に考えればいい」
そう伝えるだろうな。

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