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神田連雀亭 昼席

2021年6月9日(水)ロックの日

3月に息子とワンコイン寄席に訪れて以来の連雀亭。今回は昼席にお邪魔しました。


4席聴けて1,000円!の昼席

1時間半に4人の噺家さんのお噺 一席ずつ楽しむことができます。

前回のワンコイン寄席でも思ったのですが、なんてお安い!(いいのかしら?)

若手噺家さんの練習の場、と言う意味合いもあるようです。

落語初心者にとっても気軽に観に行けて、いろんな噺家さんを知る事ができていいですね。
なかなかしょっちゅう行けないのが申し訳ないです。

全国に生存確認?している噺家さんは850人以上いらっしゃるとのこと。
まだ1割も知らない……。
どこに、そんなに生息しているのでしょうか?

出会いの場としてもいいですね。連雀亭!

迷子になったのは……『迷子』

まずお一人目は、落語芸術協会所属の桂竹紋(かつら たけもん)さん

『風犬ナンジャ』と言うお笑いコンビを組んでいらしたそうです。(すみません。お笑いも詳しくないのでわからないです)

解散後、噺家さんに転職されました。

まくらで、地元熊本での学校寄席についての話題が。
小学生相手だと、可愛らしいのもありますが、なかなか大変そうです。

迷子センターに泣きじゃくって入ってきたのは……奥さんと息子さんとはぐれたお父さんだった、と言うお話。

これは創作落語でしょうか?

とても元気な竹紋さんでした。

ちょっと考える落語『壺算』

お次も落語芸術協会所属の瀧川鯉舟(たきがわ りしゅう)さん

どうも、喉の口蓋垂が腫れていて、痛いそうです。
いびきが原因で、口蓋垂(喉彦)が腫れるとのこと。

良い病院が見つかりますように!

二荷入りの水がめを、買い物上手の兄貴と一緒に買いに行くお話。

この兄貴が瀬戸物屋さんをうまく騙して、安く水がめを買うことに成功するのですが……。

ちょっと頭を使うお噺です。

この中で『一荷(いっか)』『二荷(にか)』と言う言葉が出てきました。
水がめの容量を表す言葉?

明確な単位ではないようです。いろいろ説があるみたい。
一荷は60リットルくらい?


モテる男の定義は……『色事根問(いろごとねどい)』

お久しぶりの生 紋四郎さん!

もしかしたら↑こちらのお着物だったかも。
綺麗な青いお着物でした。

まくらもモテ話。モテたいと思うと上手くいかない、そうです。(そうなのか!_φ(・_・))

女の人にモテる条件とは?というお噺。

次の十項目の一つでも持っていると女性にモテるらしいです。

・一見栄:見た目がよい
・二男:男前
・三金:お金持ち
・四芸:一芸を持っている
・五精:精を出して働く
・六未通:おぼこ?
・七科白:喧嘩の仲裁ができる
・八力:力持ち
・九肝:度胸がある
・十評判:評判がある

九の肝。夜中の時計の音が鳴る所は、何か怖いことでもあるかしら?と思いましたが(視線が合ってしまい緊張しました)
一人でお手洗いに行けたという爆笑でした。

さて、この十項目の中に、うちの息子は一つでも当てはまるものがあるかしら?


歌舞伎役者の出世ストーリー『中村仲蔵』

トリは落語協会所属の林家はな平さん。

https://rakugo-kyokai.jp/variety-entertainer/member_detail.php?uid=248


『落語家あるある』でもお馴染みです。
(Instagramフォロワー1万人突破!)

ここ数日、『中村仲蔵』と言うタイトルを見かけたり聴いたりしていたのでナイスタイミングでした!

江戸時代中期、歌舞伎の家ではない出の初代中村仲蔵が、『仮名手本 忠臣蔵』五段目に出てくる、斧定九郎を演じることになるまでのお話です。

私は歌舞伎も数回しか観に行ったことがないので、わからない事が多いです。

『大根役者』『弁当幕』や歌舞伎について説明していただけて大変勉強になりました!

はな平さんは、目が大きく、くりっとされていらっしゃるので、五段目で見栄を切る所は歌舞伎役者に見えました。

『人情噺』と言うのは、落語と言うより講談みたいだなぁと感じました。

歌舞伎の『仮名手本 忠臣蔵』五段目も実際に観たくなりました!


1時間半あっという間でした。
少々、腰が痛くなったので鍛えないとなぁと思いました(運動不足なので)

やはり連雀亭は噺家さんとの距離が近い!
視線が合うと照れてしまいます。
もっと後ろに座った方がいいか、メガネ外して観るか……。(超ド近眼なので表情が見えなくなる)

楽しい時間を過ごせました。
ありがとうございます!


公演記録

『神田連雀亭 昼席』

日時:2021年6月9日(水)開場13時 開演13時半
開場:神田連雀亭
料金:1,000円
出演:桂竹紋/瀧川鯉舟/桂紋四郎/林家はな平

演目:桂竹紋『迷子』/瀧川鯉舟『壺算』
   桂紋四郎『色事根問』/林家はな平『中村仲蔵』


【神田連雀亭】

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