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若手噺家による落語を楽しむ会

2021年5月10日(月)

3月に息子と一緒に神田明神に参拝に行った時に、定期的に若手落語家さんの公演があることを知りました。

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おー!竹千代さんだー!(Clubhouseで何回か落語聴いたのと、お国自慢をされています)

この時は神田連雀亭で三席聴いた後。
息子は落語お腹いっぱい状態だったのでいきませんでした。

神社で落語かぁ、いつか観に行こう!
と思い行ってきました! 一人で。


公演場所は、神田明神文化交流館地下 1 階のEDOCCO STUDIO。
舞台があり、椅子が二十席ほどありました。
半分くらい埋まりました。

瀧川鯉津さん

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落語芸術協会所属の落語家さん。
36歳の時に瀧川鯉昇さんに弟子入り。

同じ誕生日(5月15日)
・瀬戸内寂聴さん
・美輪明宏さん
・美川憲一さん
など。結構濃い人と同じ。

芸協カデンツァのメンバー

カデンツァメンバー10人いらっしゃいますが
竹千代さん、今いちさん、鯉津さんしかまだわからないです。(ゴメンナサイ)


でーくの旦那さんが出てくる 『粗忽の釘』

お噺が始まった時『宿替え』だ!! と上方落語の演目名が思い浮かびました。

ストーリーとしては『宿替え』と概ね同じですが
いくつか違いました。

大きなところで
・サゲが違う


・やたら『でーく(大工)』を強調する
・金槌で自分の指を叩く
・お隣さんがお座布団とか出してくれる
・阿弥陀様に釘が刺さった場所が違う
など

他にもいろいろパターンがあるのかな、と思います。

聴き比べができるようになってきました。


助けられた狸が恩返し 『狸の鯉』

狸が出てくるお噺というと『権兵衛狸』が思い浮かびます。

『狸の鯉』も恩返し系のお話です。
子どもたちにいじめられていた狸を助けた八五郎さんの所に恩返しをしにいきます。
八五郎さんの兄さんの所へ出産祝いとして、狸を鯉に化けさせてもっていきます。
スキを見つけて逃げるんだぞ、と狸へ伝える八五郎さん。
無事に試練を切り抜けられるでしょうか?

というお噺。

狸が可愛らしかったです。


どうにかしてお酒を届けたい 『禁酒番屋』

家臣がお酒の勢いで喧嘩し、二人とも亡くなるということが起こり
お殿様が禁酒令を出します。
影でこっそりお酒を出すお店で呑んだお侍さん。自分の家までお酒を届けるように言っていってしまいました。
お酒を届けるには番屋を通らなくてはいけず、どうやって誤魔化すかと頭をひねるお噺。

初めて聴くお噺でした。面白い。

最後は想像すると、うげっ となりますが……。

噺家さんのお酒エピソードも面白かったです。
なかなかこのご時世、飲み会が開けなくて残念ですね。


公演記録

『若手噺家による落語を楽しむ会』
日時:2021年5月10日(月)開演14時
開場:神田明神文化交流館 EDOCCO STUDIO
料金:1,000円
出演:瀧川鯉津
演目『粗忽の釘』
  『狸の鯉』
  『禁酒番屋』

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おまけ) 落語家さんのご親戚の和菓子屋さん

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公演の前に、上方落語家の桂優々さんのご親戚の和菓子屋さんへ伺ってみました。
「こごめ大福」という名物大福があります。

あんこがぎっしり!かなり食べごたえがありました。
よもぎ味 美味しい!

家用に買って帰りました。

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以前はお店の2階で落語会を開かれていたようです。
このご時世だからね(開けない)と、お店の方はおっしゃっていました。

和菓子とお茶をいたきながら落語を楽しむのもいいなぁ、と思いました。
いつかお店での落語会を開催していただければ嬉しいです。

竹隆庵岡埜





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