映画に関する話

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記事

狂うほどの愛:映画『君が君で君だ』

先日、日刊かきあつめの記事でこういう話を書いた。

要するに、恋愛映画が苦手だという人は、恋愛の中に潜む狂気に注目して観ると面白いよ、という話なのだけど、正に最も狂気に満ちた恋愛映画をみつけた。

それが『君が君で君だ』である。

(公式HPより)

3人の男が惚れてしまった女性のことを10年間、向かいのアパートでただただ「見守っていた」という話。

ここからはネダバレ全開で「狂気」について解説す

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奥田民生になりたい「個人」と出会う男すべて狂わせる「分人」

先日、Amazonプライム・ビデオに追加された『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』という映画がある。

同名のサブカルマンガを『バクマン。』『モテキ』の大根監督が実写映画化。奥田民生を崇拝する雑誌編集者の青年・コーロキ(妻夫木聡)と、全ての男を好きにさせるほど容姿端麗な美女・あかり(水原希子)が繰り広げるラブコメディ。

あかりに好かれるため、憧れの奥田民生のように「力まない

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お涙ちょちょぎれ
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溺れる若者たちの未来は|映画『チワワちゃん』を考察する

「自己責任」

誰かの行為が、その一言で片づけられることがある。あなたがやっていることは、あなたが自分で決めてやったんでしょう?  と。

良いも悪いも、すべてが「自己責任」。世界に墜ち、金と欲望と愛に溺れ、どんどんと堕ちていく「チワワ」の行動は正に「自己責任」のそれだ。

しかし本当に自己責任で片付けて良いのだろうか? この裏には自己責任では片付けられない、大きな流れがないだろうか?

だからこ

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映画の祭典!日本マサオミー賞 発表!

愛と映画はタイミング

こんにちは、真央(まさお)です。

2018年もあと16日。今年も色々な映画が公開されました。

そこで今回は今年公開の映画の中から『日本マサオミー賞』を3作品発表しようと思います!

【日本マサオミー賞とは?】
「優れた芸能には"ま.さ.お."が宿る」の信念のもと、今年公開された邦画の中から、ま.さ.お.に相応しい映画に賞を与えます。賞はそれぞれ、「ま賞」「さ賞」「お賞」

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いいヤツやで
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「うなじ」で選ぶ。おススメ映画2選

あなたはどうやって観たい映画を選ぶだろう。

好きな監督、俳優や女優。もしくは、原作やジャンルなどで選ぶことが多いとは思うが、うなじで映画を選んでしまったことはないだろうか?

きれいな うなじで 飯がうまい

「うなぎ」ではない、「うなじ」である。

どうして綺麗な顔は見惚れないのに、綺麗なうなじは見惚れてしまうのだろう。

人はそれを「フェチズム」と呼ぶが、誰しもそんな一面あるでしょう?

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ありがとう!
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夢中を続けられた3つの理由|映画【泣き虫しょったんの奇跡】

「努力は夢中には勝てない」

最近、あらゆる業界でこれまでの常識をひっくり返したという話を聞く。

Uber、Airbnb、メルカリ、Netflixなどの企業から、箕輪厚介、落合陽一などの個人まで。

これまでの常識をひっくり返した者たちは、どこか傍若無人で人間離れしている。彼らのように振る舞わなくては、自分の好きなことに夢中になれないのだろうか。

しょったんも将棋に夢中になった。腹の底から将棋

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頑張れる幸運を見落としている|映画【予告犯】

「何か夢はある?」 と聞かれてすぐに思い浮かぶことはなんだろう。

何か一発デカイことをやりたい。
彼女がほしい。
回らない寿司屋で、腹一杯食べたい。
友達がほしい。
父ちゃんに会いたい。

夢に大きいも小さいもない。どんな夢でも、夢を持てること自体が素敵なこと。

さらに夢を叶えるために動けることは素晴らしいし、もっと言えば誰かの夢のために動けることは最高なことだろう。

しかし世界はそんなに甘

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大当たり!
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【映画は家族モノが面白い】親子の良さが滲み出ている映画4+1選(父&息子編)

「好きな映画はなんですか?」と聞かれたら、
「家族モノが好きです」と答えることにしています

今年のお盆は実家に帰省しなかったのですが、ちょっと申し訳ないなと思い、父にLINEをしました。
(結果、お盆の期間に父は旅行していた事が判明。連絡せずに帰らなくて良かった…)

実家を出た者にとって、お盆は家族と会う貴重な機会。
帰省をしなかった親不孝者のせめてもの償いとして「親子(父&子)の良さが滲み出

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ありがとう!
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幸子は何故乳を出したのか|映画【黒い家】

この人間には心がない

第4回日本ホラー小説大賞を受賞した貴志祐介氏による同名小説を映画化した「黒い家」

人間の狂気が垣間見れる邦画パニックホラーの金字塔。
本当に怖いのは、幽霊ではなく人間だということを味わえた。

あらすじ保険会社に勤める若槻慎二は保険金の説明に訪れた女性の家でその女性の息子の首吊り死体に遭遇する。警察は自殺と判断し、それに基づいて保険金も支払われることになった。しか

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大当たり!
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「万引き家族」はデジタルネイチャーと幸福な全体主義が救う|映画【万引き家族】

6月8日から上映中の是枝監督最新作「万引き家族」
パルムドールの追い風もあってか、映画館は超満員。老若男女、様々な方が見に来ていた。

事前に既に映画を見た人のレビューはそれとなくチェックしていた。
「家族ってなんだろう。考えさせられた」
「人と人のつながりってなんだろう」

是枝監督はこれまでも「誰も知らない」「そして父になる」など、難しい角度から家族をテーマにした映画を撮られてきた。

今回は

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夢見心地~~
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