自信がない人

面接では「自信がない人」を採用すべし!

これまでたくさんの主婦の方にお会いして、たくさんの方とお仕事もさせていただきましたがきましたが。「あ、この人優秀だな」と思う方に共通していることがあります。

それは何かというと。

初めは「自信がない」ということ。

これまでの採用の基準からすると「えっ!?」と驚かれる方も多いかもしれません。就職面接でも採用されやすいのは自信を持ってスキルをアピールできる人が多いですもんね。もちろん全ての人に当てはまるというわけではありません。でもなぜかその傾向が強いんです。

自信がないのには理由がある

結婚、妊娠、出産、転勤、介護etc。
女性はライフスタイルの変化で、これまでバリバリと働いてきたのにパタッとキャリアが途切れる瞬間があります。

その後また働こうと思っても、条件が合わなかったりブランクがあるなどの理由で採用されないことも多く、「もう私は働けないのかも」と徐々に自信を失っていく・・・。

そんな時に抱えている思いとしては、以下が挙げられます。

・過去の自分と比べて、昔のようには働けないと思っている
・ブランクがあるので、今の知識や技術についていけないのでは?
・子育てと両立する自信がなく、周りに迷惑をかけるかも?
・資格を持っていないので、スキルと公言することが憚られる
・自分の経験は「誰でもできて当たり前」のことだと思っている

感覚的には、特に出産前にバリバリと働いてきた人ほどこの傾向が強いです。確かに子どもがいながら、過去のようにバリバリと働いている自分は想像できないですもんね。それに責任感があるからできないと周りに迷惑をかけるかも?という思いも人一倍強いんですよね。

そして一つの企業にしか勤めた経験がないと、「その会社にいればできて当たり前」と思い込んでしまうケースが多く、それが他の人にとって必要なスキルであることに気がつきにくいんですよね。

あとは子どもがいるということでどうしても不利になってしまい、就職面接でいくつも落とされて自信を失ってしまうという人もたくさんいます。

自信を取り戻した人は強い!

とはいえ自信を失った人が再び自信を取り戻すのは難しいです。特にブランクが長くなればなるほどなおさら。

でも。

実際働いてみると「あれ?意外といけるかも」「自分の経験はこういう形でも活かせるんだ」と気がつくこともあって。そうすると自信を取り戻していくことが多いです。

それにもともと働くことが好きだった人であれば、再び働けることに喜びを感じ、モチベーションがとても高いことも多いのです。

そして裏を返せば、「自信がない=自分を過信していない証拠」でもあるので、責任感を持ってきっちりと仕事を遂行してくださる方も多いのです。(できないのに「できる」と言わないこと、実はすごい大事なんですよね)

これまでとちょっと違う見方を

私が行うエリアマイスターでも、「自信がないからできないかも」という方を何度も説得して働いていただいたところ、クライアントから「いい人を紹介してくれてありがとうございます」ととても感謝されたことがあります。

なので面談などで自信満々で来られると逆に「本当にできるのかな?」と一歩引いてしまうこともあるくらい・・(苦笑)

これまで「自信がない人」の採用を見送ってきた方。ひょっとしたらすごく優秀な方を逃しているかも?

ぜひ面談の際にはちょっと違う見方をしてみてくださいね。


画像1




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?