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chapman presents "MIRRORS" release party

2021.1223 MIRRORS release party

今回もInstagramに全体を書いたのでchapmanと載せきれなかったことだけをnoteに書いていきます

chapman 2ndEP.MIRRORSのリリース、そしてMIRRORS releaseparty開催sold out、おめでとうございます。
本当に温かくて強いバンドです。靭やかで丈夫なのにどこか儚さを帯びたchapmanの音楽が大好きな人たちでいっぱいの会場、楽しかったなあ〜

MCごとに改めて挨拶してくれましたchapman。オープニングからの『Bypass』でスタート。会場いっぱいの観客の感情が一気に昂ったのが瞬時に伝わった。入場の時点で大盛り上がり。『誘惑のエチュード』のはちゃめちゃ感というのでしょうか、あの荒れて乾いた中に含まれるそれぞれのかっこよさがたまらないね!特にゆうまさんのベースたまらないよね〜。個人的に『カーニバル』が1番だけど、その次くらいに好きだ〜〜
『Julia』はその前のMCでもうわかった。曲までの導入がわかりやすくて上手かった。この曲のギター超いけてるよね、ライブだけの感想じゃなくなってるけども、、、リリースパーティーなので勿論聞けるのは分かっていたのだが、『PLACE』のイントロキーボード、めちゃくちゃしびれた。内側の底の底から優しい気持ちが湧水のような神聖さを持って込み上げてきた。MIRRORSについて書いた文中で、この曲を私の中で確かに疑いのない希望、としたけれど、本当にそれは間違いじゃなかった。不確かな未来を断定で表すのは間違いかもしれないけれど、これから先ずっと美しさで溢れ続けるんだ、とそう思えた。そのあと『yoake』が来ることもわかっていたけれど、始まったらやはり、分かっていたのに、ぐっと涙腺が緩まった。この曲を聴くと何度でも感動が火のように香ってくる。ドラムに関して、激しいドラムがかっこいいのは勿論わかるしそうなんだけれど、穏やかな曲に打ち込まれる音は特別好きだな〜。全曲について書くことはできないけれど、とにかくどの曲もやっぱりライブでみないと分からない音や感覚があるから、音源だけも勿論いいのだけれど、もっと多くの人にライブを見てほしい。この会場でsold outが当たり前になってしまうくらい、もっともっと人で溢れるくらいになって、そして全てを包んでほしい。

バックスクリーンの映像もやばかった。迫力?が何倍にもなって、映像がなくても元々いろんな色や形が見えるけれど、それがより具体的になって迫ってきてよかった!目も耳もchapmanでいっぱいで、贅沢だった。より多くの人のイメージがひとつに近づいて、近い景色を見ている、空気の色まで感じとることができた。


私にとってのchapmanの存在を全く同じ文章でどうしても伝え直したいので、前回のnoteから持ってくる。
「感情が底を打ったような時に、「世界が色を失った」と感じることがある。でも実は単に世界を見ることをやめたということであって、失ったのは視力ではなく世界を見る気力だ。chapmanの音楽を聴くと、観ると感じると、みるみる世界に色が蘇り、鮮やかで繊細で清らかになる。それは世界を見る気力を取り戻したと言うことだ。彼らの強靭で透明な音楽に対する愛が、この先も確かな光として私たちをくるんでいくのだろうな。」
と、そう思うのだ。

鮮やかというのも、光だから、単色でなく複雑なのに、どんどん重ねるほどに明度を増していく。聴くたびに見るたびに、どんどん鮮明に眩しく明るくなっていく。神秘的だけれど、それだけじゃない。chapmanは強かった。強いって言葉を聞くと、どうしても硬い力強さに聞こえてしまうのが悔しい、、そうじゃなくて、大きすぎる波のような。ひとつの大きな動きが全てを飲み込み、全体を動かしてしまう、そんな荘厳で悠然とした強さだ。音楽のあるべき姿なんてわたしには定義付けられないし、分からないけれど、この音楽のあり方が大好きだ。

私がchapmanを知ったのは今の体制になる直前で、初めてライブを観たのは8月。どう変わったとかそれからどう成長したとか、yoakeが節目だと言うけれど私はその節からしか知らなくて、いつ知ったから何って訳じゃないけれど、それでも私は私の知る限りの全てのchapmanを大切に思っている。誰に何を言われる訳じゃないけれど、言いたかった。私は彼らを異常なほどに愛している人たちをたくさん知っている。200℃くらいの熱量を持ってる人たちを知っているし、関わったことがなくてもそうゆう人がいるんだということも知っている。今日、振り返ると会場がたくさんの人でいっぱいになっていて、私でさえ胸がいっぱいになってしまった。もっとずっと前から応援し続けている人たちはどんな気持ちだったんだろう。ステージからこの景色を見たchapmanはどんな気持ちだったんだろう。何かを大好きで夢中になっている人たちを見ることも、大好きだ。だから、それを見るだけで考えるだけで、私は心が熱くなる。

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いま私は安らかで温かい苦しさを纏っている、何と幸福な苦しさか。あまりに良すぎてなんだか分からず、名前もつけられないような気持ちに振り回されている。でも名前のない気持ちだけ大事にしてみたいというのもあって、その苦しさに耐えられるかといったらまた難しくて、だからずっと、どうしたらいいのかもわからないんだよ。
ここにいた人たちはみんなこの幸福な苦しさを感じているのだろうな。どう表していいか分からなくても、言わずとも、ここにいた人たちには伝わる。同じ空間であの丁寧で繊細で、そして荘厳な音に飲まれた。その事実だけで十分だ。

不確かだけれど間違いなく幸福な感情を、臓器のように抱えていく。

今年最後のライブは美しくて、その美しさとしなやかな強さに救われました。愛してます、ここは愛でした。1.28のアフターパーティー含め、これからのライブや活躍の全てが楽しみです。

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