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学校対応

今日は次男くんの子育てで、一番大変だったとも言える 学校対応について書いていきたいと思います。



〇学校対応はとても大変  だ、け、ど・・・

次男の子育てで大変なことのひとつに「学校対応」がありました。現在小6の次男くん、他害はなく、知能も高いですが、学校からは とにかく 色んなことで連絡がありました。

今思えば、次男が原因ではないことでの連絡が大変多かったのですが、
私は学校の先生方を信用していたので、先生方の話す内容をあまり疑いもせず話を聞いてしまっていたことが多々ありました。
(口のうまい子が、次男のせいにして事を大きくされていたことが多々ありました。それを先生が鵜呑みにして、次男が悪いことになってました)
そのことで次男を守れず苦しい思いを多々させてしまっていたと思います。

栄養に注意して、長尾先生のレッスンにも通い、つまづきもわかっていて エクササイズも行っていますので、次男についての心配はありません。 なのに、学校からはよく連絡があります。

長い間の小学校生活の中で、高学年になり次男や私のことを大変よく理解してくださるベテランの先生との出会いがありました。この先生は幸いにも次男が低学年の頃から学校におられ、小さい頃からの次男のことを知ってくれていました。そのベテランの先生が動いてくださったことで、そこから次男の学校生活は大きく変わることとなります。その先生は、私達と管理職の先生の間に入り、次男が学校生活をよりよく過ごせるよう、学校内の調整をしてくださいました。学校という組織で、できることが少ないことを暗に教えてくださった先生でした。

今までコツコツと学校との話し合いを続けてきて、やっとそのことが実ったのが最近だったということになります。それくらい、学校の対応は大変なものがありました。

〇それ、誰の問題? 

頻繁に学校から連絡がある中で、私はふと気が付きました。
次男が学校へ行くようになり、次男のつまづきや家庭での対応も学校へ話をしていて、それでもトラブルが起きます。

私は学校での不適切な行動については、学校でしっかり注意してくださいとお願いしていますので、団体生活の中で叱られることについては当たり前だと思っています。

しかし、持ち帰ってくるトラブルは「次男のつまづきからくる行動を逆手にとられている」ことがとても多くありました。

学校へ行き始めても、もっぱら「やられる」「からかわれる」「馬鹿にされる」ことが多かったのですが、話の前後を聞いていくと、うちの問題ではなく相手側からふっかけられていることが大変多くありました。
しかし加害者児童とその親御さんは、すぐにはそのことは認めません。
(これはアルアルですよね・・・)
しかし、こちらはもう何回も別々の相手から同じ手を使われているので、もう相手のやり方は理解しています。

とてもめんどうなことでしたが、先生に話して、事実確認をしてもらい、相手側からふっかけられていたことを明るみにするという何とも後味の悪いことが何回か続きました。始めは「子どものやることだから」と大目に見ていた私でしたが、高学年になるにつれ、悪質なやり方になりましたので、もう許せないなという感じでした。

ふっかけてくるお子さんは、他の子にも同様なことをする子であったことも
後でわかりました。つまり、その子の問題だったんですよね・・・・

〇それ 誰が困っている?

今の学校は保護者対応にとても気を使っています。
普通の話をして、通じる親ばかりではありません。
それは、たとえ悪いことをした子どもの行動を、その保護者に連絡しても、保護者は「うちが悪いんじゃない」と言い、自分の子を注意しないばかりではなく、「○○くんが悪いんじゃないですか?」と人のせいにするようです。(悲しいね・・・)そして、ややこしいことになりがちだそうです。

なので、どうしてもめんどくさくない、普通の話が通じる親に色々言う傾向があります。
そのことに気がついいたのも、最近でした・・・・(もう卒業やん、うち・・)

もめごと、トラブルが起きて困っているのは「学校」だったんですよね。

〇学校は「大人の都合」が優先される

ここまできて、次男がトラブルに巻き込まれていた現実の大部分が「大人の都合」だったことがわかったわけです。ごくごく最近気が付いたわけですが、かなりショックでした・・・・

まりり家の場合、次男の発達促進に必要な具体的なことは、栄養に対する勉強や長尾先生のアセスメントでわかっていたわけです。栄養については、お医者様にもかかり「○○が足りないのでしんどいですね」「△△に過敏がありますね」 と診断していただき、その点で治療も行い学校にもお伝えしていました。

学校へ行けない時は、市の適応指導教室へ通い、居場所も学校と相談しながら確保できていました。とにかく学校との話し合いは細かく続けてきました。学校とは「次男の学びのために」という目標を共有して、話し合いを続けてきました。(根気が必要でした)

低学年の時は、よく 「次男が困っている」という言葉を学校からは言われました。しかし、次男は「学校で僕困っているよ」とは決して言いませんでした。先生から見れば「みんなと同じことができていない=困っている」だったのかもしれません。全体行動、一律行動ができないことを、困っているととられたのかもしれません。次男は全体行動、一律行動が好きなタイプではありません。

学校からはとにかく「困っている」という言葉をよく聞きました。

しかし私は親として次男を見ていて、本人が困っている様子はあまり感じませんでした。自宅では私も次男も困っていませんでしたし、宿題もやっていました。学校では何がおきているんだろう?と感じていました。
途中、学校との話し合いで、あまりにも次男の今の状態を受け入れてもらえず、公立の小学校への絶望を感じたこともありました。私は次男を「大人の都合による調教」をさせたくて学校へ通わせていたわけではありません。

〇学校にわかってもらうことはあきらめた

自分で勉強した栄養、発達のこと。実例。実績。
それらが全ての子ども達に良いと思われることを小学校へずっと提案してきましたが、ほぼ受け入れてもらえませんでした。
なので、もうあきらめました・・・
無理です・・・
無理なんです・・・
(きっと 受け入れたら学校が困るんです・・・ たぶん・・・)


〇五味太郎さんの「大人問題」

そんななか、ふと 絵本作家の五味太郎さんの「大人問題」という本に出合いました。

本の説明
「子どもにとって大人は有害である! ーー大人は有害である。いじめ、閉じこもり、不登校……子供問題は、世間を気にし、教えたがり、試したがる大人に問題がある。子供は、大人の充足のためのものではない。新人、ルーキーだ。「これから何をするんだろう」「いつ化けるかな」と、大人は緊張し、楽しみに見守るサポーターになろう! 心がほぐれ、元気の出るユニークな子供論。」

素晴らしい本でした、そうですよ、大人の問題なんですよね、大部分。
しかし、大人はなかなか変わってくれません。
小学校5年半で無理でした・・
しかし、子どもは変化が早いです・・ 次男は2年半のレッスンであっという間に身体を整えて変わってしまいました。

長尾先生のレッスンに通いはじめたときに、長尾先生から言われた言葉は今でも忘れられません・・・
「(学校にかわってもらうより前に)次男君 よくなってしまいましょう!
 そのほうが早いです。」 

その通りでした。
つまづきを見つけ、身体を育てるほうが早かったです。
 

〇なので、淡々と発達を促すことが大事

最近の次男君、学校からの帰りも遅いのですが毎日通い、クラブ活動も楽しんでいます。苦手だった板書も、前より上手に書けるようになりました。
集団生活が楽しいのか、とくにトラブルもなく通えています。
私の出番がほぼほぼなくなりました。
(まだ出番はありますが、以前に比べ 各段に減りました。)

今の学校が「発達」ということを「発達障害」としか見れないことはとても残念なことです。しかし、この状況がすぐに変わるとはとても思えません。

我が家の場合、味方になってくれる心強い先生があらわれ、そのことで次男にもとても良い影響がありました。そのことには感謝しかありません。

「発達」とは何なのか?
そのことを正しく理解する親御さんが増え、学校関係者が増えることで、子ども達が安心して学校で発達していけるようになるのではないか?と思います。長尾先生つながりの方々には、そういったパワーがあるような気がしています。








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