見出し画像

マサテル

夜中に雪が降ったらしく、朝カーテンを開けると、うっすらと雪。気温は2度でみぞれが降っていた。

静内

昨夕は浦河から小一時間かけ、静内の馴染みの居酒屋へ。マスターに軽井沢のお土産を届けつつ、美味しいものを食べ、前回のワーケーションの際に、色々と教えてもらった方々に再会。出産間近の馬もいる生産牧場の方も時間を作って来てくれて、しばし楽しい時を過ごした。

今日は読書デー

それもあって今日は出かける気にならない。この天気だし、読書と決め込んだ。

馬の本は玉石混交

馬のことが知りたくて、乗馬を始めてから、馬というキーワードで本を探して読むようになった。それまでは話題の本だったり、好きな作家の本、誰かに勧められた、あるいはどこかで紹介されていた本を読むことが多かった。

馬という切り口で読んでみると、内容は良くても文章がお粗末な本もあれば、読みにくくて何が言いたいのかわからなかったり、単に好きになれない文章など、本って色々なんだな、ということだ。

やはり名のある作家の作品は文章も、筋も、味があり、読み応えがある。

好きな馬の本は色々あるが、中でも水上勉の『馬よ花野に眠るべし』が自分は好きである。第二次世界大戦後半から戦後、その後の昭和にかけて、馬の方は何ら変わらないのに、時代が、馬の動力として価値がみるみる変わって行くのがよく描かれていると思うのだ。

画像2

新美南吉の「おじいさんのランプ』にちょっと通じると思う。

昨日、静内に早く到着し、図書館で時間を潰していたら、この水上勉の小説の絵本版とも言うべき本『マサテル』に出会った。(こう言うタイトルだと、馬というキーワードで検索しても探せないことが多く、知らなかった。)

画像3

絵がものすごく良くて、静内の図書館で一人、目を輝かせて読んだ。何だかとっても嬉しくて、思わず写真を撮ってしまった。

画像3

今日は馬の本ではないが、朝井まかての『雲上雲下』を読んでいて、これがまたとても良い。良い本に出会えるって、ものすごく幸せなことだな、と昨日今日と幸せをかみしめている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?