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静けさの中で

意図したわけではないのだが、浦河に来てから3ヶ月ごとに住まいを変えており、今は比較的街中に住んでいる。それなのに、驚くほどに静か。本を読むのには最適!

おすすめの本

親しい人に会うと、必ずと言っていいほど、「最近面白い本読んだ?」と尋ねるのが習慣になっている。親しい人が面白いと思う本は大抵、私にも響くものがあるからだ。

そんなふうにして知った『お探し物は図書室まで』を読んで、久しぶりに涙してしまった。3章に出てくる話は、私もまさに体験した仕事と子育ての両立、ここぞというときの子供の発熱、なかなか協力が得られずに、孤軍奮闘する様子など、すごく良く描かれている。

本の中に引用で、”私たちは大きなことから小さなことまで「どんなに努力しても、思いどおりにはできないこと」に囲まれて生きています。”とある。そうなんだよね、そして苦しいんだけど、思いもよらない展開もあるのよね。そのことを思い出させてくれた。

読み終わって、どこか温もりが残るような本だった。2021年本屋大賞にノミネートされているのも頷ける。

偶然、手にとった本

図書館でついでに借りた下の本は、いつかどこか英語のニュースで見たような気がして手に取った本だが、一気に読んでしまった。

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東京の我が家によく来る桜耳(保護団体による不妊手術済み)の野良猫に似ているから気になったのかも。私が東京に戻って自宅にいた数日間にも顔を出してくれた。

にゃん

本を読み終わって、とても気になってYouTubeの動画を探して観てみて、さらにこのボブという猫に惹かれた(マフラーを着こなし、とってもチャーミング!)が、残念なことに、昨年、亡くなったいた。著者の落胆を思わずにいられない。

人との接触を避け、自宅で過ごす時間も本があれば、なんだかほっこり幸せ。




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