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ピカソの生誕地 マラガ

今回の馬の旅はマラガ空港を利用した。滞在したフィンカはマラガ空港からは1時間くらいだろうか。そのフィンカから空港まで送ってもらったら、もう帰国だ。

早いフライトで帰国する人に合わせて空港に行ったが、私たちのフライトは夕方。なので、マラガの街中へ繰り出した。空港から電車で7分で中心街へ行かれる。まずは切符を買って、とうろうろしてたら、ICチップのクレジットカードをかざすだけで入れる、チケットは購入しなくて良いと案内され、クレジットカードで入場。便利。(一度SUICAのような技術が導入されて浸透すると、そこからどんどん進化するから後から導入する機械の方がより使いやすくなる。携帯もしかり。技術の進化の歴史だな。)

電車の入口。SUICA不要。

大きな港があり、きっと昔から栄えたところなのだと思う。広い歩道をまずはピカソ美術館を目指して歩いた。

マラガの大聖堂
かつての栄華を感じる

実はマラガ観光を計画してあったわけではなく、本当は海辺でシーフードを食べるつもりが、お昼の時間には早すぎて、レストランも開いてないことから、突如ピカソ美術館を訪れたので、システムが良くわからず、列に並んでみたら、そこはチケットをすでに持っている人の列だった。ネットでチケットを購入して、決められた時間に入る。なので、その場でネットでチケットを購入し、時間までお茶でもしよう、ということになった。

ピカソ美術館入口には長い列ができていた
近くの広場。黄色の壁に赤っておしゃれ。左にカフェがあり、ここで休憩

ピカソの説明は不要と思うが、彼はスペインのマラガ生まれ。実は大学の卒業旅行でもピカソ美術館に来たことがある。ピカソの絵は自分にはわからないからなぁと思って訪れたのだが、その時初めて、ピカソが幼い頃に描いた実に写実的な絵や点描を見て、その精緻精巧なことにまず驚き、そしてゲルニカに代表される彼の独特な画風にいたるまで、様々な描き方を試し、極めているというか、この人は天才で、絵というか美術を自由自在に楽しんだ人なのだなと思い、ピカソに対する自分のイメージがすっかり変わったのを覚えている。といっても、ピカソの芸術を理解したというわけでもなく、今回もいままで見たことのない作品も展示されていて、日本語での解説を聞きながら、回るスタイルだったので(言語別の解説が聞けるデバイスが各人に配られる)、そうだったのか、と芸術鑑賞ってこういうところを見るのかと思いながら回った。

ピカソ美術館の中庭。真四角で、どこを見たのか、次にどの扉を開ければ良いのか、わからなくなった。

私が気にいった作品の写真をすこし載せておこう。

これもピカソ
これぞピカソ
絵とは思えない。独特

何よりも気に入ったのはこのお皿。一緒に行った皆が持って帰りたーいと思った。

一番上にも掲載したが、皿の楕円がちょうど闘牛場のアリーナになっていてすてき
上も下もピカドール。

ピカソは9歳の時に父親に連れて行ってもらった闘牛場で見てピカドールを描いているし、その後もピカドールや闘牛を色々な画風で描いている。日本人の富士山みたいに、スペインの誇りのような感じだったのかなぁ。どれも素敵なので、ご興味のある方はピカソ、ピカドールで画像検索すると楽しいかもしれません。

この後、マラガの観光スポットの1つ、要塞を見上げる場所からタクシーに乗って、海岸にそって走ってもらい、海を感じてから空港へ戻り、帰国したのだった。

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