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夜の散歩

昨日が夏至ということは、今日は二番目に日が長い。日が沈んでも明るいので、散歩に出てみた。

アフリカ?

なんかこの景色、アフリカみたいだなぁ。ライオンキングのオープニングのサークル・オブ・ライフという曲が聞こえて来そうだ(あれは多分、夜明けだと思うけど)。

ひんやり温い

半袖では肌寒く、上に長袖を羽織ると、なんだかとても気持ちがいい。東京の真夏日の夜に冷房をつけたまま寝ていて、ちょっと寒くなって掛け布団をかけた時のような、ひんやりなんだけど、心地よい温もり。

色んな音

夜、散歩に出るのは初めてだった。カッコウやツツドリ、ヨタカの声も聞こえる。あとはなんだかわからないけど、生き物の鳴き声。カエルみたいな虫みたいな鳥みたいな。なんかいいなぁ。

そしてここ浦河だと、夜間放牧で走り回る馬たちの足音がドドドって聞こえて来る。本当にアフリカみたいだ。

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終日オンラインの通訳をしていたが、研修の通訳で、演習が入ると、皆がミュートにする。イヤホンをつけているので、不自然な無音の時が流れる。散歩をしていて、いろんな音が自然に聞こえてくることで、とっても気が休まる感じがした。

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これは19:30過ぎにとった写真だ。これ、まさに「山の端(やまのは)」が「におい淡し(あわし)」(だんだん目立った色が消えて行く)って感じなのではないだろうか。童謡の「朧月夜(おぼろづきよ)」の歌詞ってやっぱり味わい深いなぁ。

菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて におい淡し

アフリカから一気に日本の田舎の風景へ、頭の中の音楽が切り替わりました。


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