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初めてづくし

独り占め

草がいいからとお世話をしてくれているMさんの指示で、今日から広い放牧地に愛馬を放した。実は昨日までの放牧地は隣の1歳の馬が愛馬を放牧しに行くと走り寄ってくるので、愛馬も走って応戦(?)しようとするし、興奮して立ち上がるので、引いている私は大変だった。ここだと通るルートが違うので安心。愛馬も草しか目に入ってない感じだ。

準備

夏の町民乗馬大会が終わったばかりだが、秋の大会に向けて準備を開始。東京へ仕事へ行く週もあるので、意外と時間がないことに気づいたからだ。できるようにならないといけないことがいっぱい。でもまずは愛馬の調教をしてもらった。愛馬は元競走馬で、馬術の世界は私同様、縁がなく、引退後に乗用馬になるためのリトレーニングを経て、初心者の私が乗るようになったので、障害飛越なんてしたことがない。クロス障害を飛べるようになりたいと指導をお願いし、調教してもらった。

怖がって障害を飛ばない馬もいるかもしれないが、それよりも飛んだ後、興奮して暴走しコントロールできなくなるのが危ない。なので飛んだ後に抑えたら止まることを愛馬に教え込んでもらった(って、私がそう考えたのではなく、調教の様子を見ていてそういうことなのかって思っただけです)。それとぐるぐると障害を飛んでいるうちに、これまた興奮して駈歩が速くなるので、一定の速度で走ることも教え込んでくれた。それが先週。

今週はクロスの高さをどんどん高くして飛んでもらい、その後一番低くして私も飛ばせてもらった。人生初の試み。跨ぐ感じで、飛ぶことよりも、障害へ真っ直ぐアプローチする、その走路を見極めるのが難しい。

普段からきちんと思い通りのところへフラフラせずに馬をコントロールして連れて行くことの大切さを改めて知った。それと、まぁいいかって、ちょっとのズレを許してしまっているのがいけないと指摘され、反省。

今朝からまた一人で練習だ。障害は1人の時は危ないので、上の写真のように横木を置いて練習。きちんと真っ直ぐアプローチして横木のど真ん中を通る練習を常歩、速歩、駈歩で行う。しかしこれがなかなか思うようには行かない。ちょっとずれて端っこになってしまったりする。駈歩の練習も強化。一人だと疲れてきたらまぁいいかとなりがちなので、気を引き締めないと。

愛馬も私も初めてのことばかり。でも馬ってすごいと思う。文句も言わないし(言えないだけか)、教わったことを次の日もちゃんとできるのだから偉い。今朝、乗る前に横木をセットしておき、その後馬装して覆馬場に連れて行き、ウォーミングアップで常歩で横木の横を(跨がずに)通った時、あれは跨ぐんだな、と復習というか確認をするかのようにじっと横目で見ていたのがめちゃくちゃ可愛かった(真面目くん)。

馬よりも人間の私の方がすぐにできないことばかり。でも何か目指してできるように練習するのって楽しい。漫然とまぁこれでいいかって乗ってるよりも何十倍も楽しい。小学1年生がランドセル背負って学校へ行くような気分を味わっている。明日も頑張ろうっと。



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